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台風が来た時どうしたらいい?台風に対する不安を払拭!賃貸物件でやっておくべき台風対策特集!
2023.07.06
台風は自然災害の一つですが、強風と豪雨をもたらし、私たちの生活に大きな影響を与えることがあります。賃貸物件に住んでいる方々も、台風被害に対して適切な備えをすることが重要です。
では、どのように備えるべきなのでしょうか?
今回は、賃貸住宅における台風被害への注意点と対策についてご紹介します。
目次
台風とは?
台風は、熱帯低気圧により雨雲が発達することで発生する大気の渦状の気象現象です。
主に6月~10月にかけて太平洋やインド洋の海上で発生することが多く、一般的に数百キロメートル以上という広範囲に渡って暴風や豪雨をもたらします。
台風の強風や豪雨は、建物や構造物が倒壊したり損壊するなどの被害だけでなく、河川の氾濫や高潮による浸水、土砂崩れなどの災害も頻繁に引き起こします。
また、海上では高波や高潮も発生し、船舶の遭難や沿岸地域の浸水が起こることもあり、台風による被害は深刻です。
台風がもたらす被害
台風がもたらす被害には様々なものがあります。
- *強風によって建物や構造物が破損したり倒壊したりする被害
- *激しい雨による浸水や土砂災害
- *高波や高潮による海岸地域の浸水
- *情報不足や誤った情報による混乱
- *道路の破損や土砂災害による交通網の遮断
このように台風は非常に危険な自然災害ですが、適切な対策を取ることで被害を最小限に抑えることができます。
次に賃貸物件でできる台風対策をご紹介します。
賃貸物件でできる台風対策
賃貸物件でできる台風対策には「入居前」と「入居後」の2種類があります。
まずは「入居前」にできる対策をご紹介します。
「入居前」にできる対策
建物の耐風性の確認
台風の強風による建物へのダメージを最小限に抑えるためには、賃貸物件が頑丈であることと耐風性が重要です。
そのため、入居前に賃貸物件を選ぶ際には、建物の耐風性や構造などを確認しましょう。
当たり前ですが窓やドアがしっかりと閉まるか、隙間はないかを確認することも大事です。忘れずに確認しましょう。台風に強い構造としてはRC造の物件がおすすめです。
また、入居後に台風シーズンが近付いてきたら建物の管理者やオーナーに、風対策や点検の実施状況について問い合わせておくと安心です。
水害リスクの確認
賃貸物件が洪水や浸水のリスクのある地域に位置していないかどうかを確認しましょう。
過去の水害情報や地域の気象条件などを参考にして、物件が洪水や浸水の被害を受けやすい場所に位置していないか確認することが重要です。
また、物件だけでなく、周辺の地形や河川の水位をハザードマップをみて事前に調べることも重要です。
次に、「入居後」にできる台風対策についてご紹介します。
「入居後」にできる対策(台風発生前の対策)
雨漏り対策
台風の影響で大雨が降る際、雨漏りが発生する可能性があります。そのため、事前に物件の屋根や壁、窓、ドア、バルコニーなど、水が侵入しやすい箇所を注意深くチェックしましょう。
屋根や壁に亀裂やシミがあると、そこから水滴が生じ、雨漏りになる場合があるため、壁や窓、ドアに劣化や隙間がないかをしっかり確かめます。
もし不具合が見つかった場合は、早めにオーナーや管理会社に報告して修繕を依頼しましょう。
浸水対策
台風の豪雨で浸水エリアにある物件や地下や低層階にある物件は、洪水や浸水のリスクがあるため、浸水対策が必要です。防水シートや土嚢などの浸水対策グッズを用意しておくと安心です。
また、大切な家具や貴重品、重要な書類は高い場所に移動させるか、防水袋や防水ケースに入れて保護しましょう。重要なデータやファイルはクラウドストレージや外部ハードドライブに定期的にバックアップを取っておくとより安心です。
雨水の流れを確認
台風の際には豪雨が予想されますので、排水溝の詰まりや水の逆流が見られないかを確認しましょう。
排水がうまくいかないと物件が浸水するリスクが高まるので、しっかり確認しましょう。特に、建物の周囲や通路、車庫、ベランダなどの排水状況をチェックします。
もし問題がある場合は、清掃や修理を行う必要があります。オーナーや管理会社に連絡して早急に対応してもらうよう依頼しましょう。
また、排水溝の詰まりや水の溜まりを防ぐために日頃から定期的な清掃を行っておくことも対策として重要です。物件周辺の雨水の排水はちゃんとできているか、水溜まりができていないかも定期的に確認しましょう。
暴風対策
窓やドアの密閉性をチェックし、暴風対策をしましょう。
物件に雨戸やシャッターが備わっている場合、台風上陸前に雨戸やシャッターを閉じるようにしましょう。雨戸やシャッターが窓ガラスを保護し、風や雨の侵入を防ぎ、建物の保護に役立ちます。もし物件に雨戸やシャッターがない場合は、飛散防止フィルムやダンボールを窓ガラスに貼るなどの対策があります。
風の強い日には、庭やバルコニーなどに置いてあるゴミ箱や鉢植え、自転車などは風に飛ばされる恐れがあるので、安全な場所に移動させたり、固定したりするなどの対策を行うのも忘れないようにしましょう。
避難場所の確認
災害時には避難をする場合がありますので、自分の住んでいる地域の避難場所や避難経路を事前に確認しておきましょう。近くの避難所や公共施設、友人や家族の家など、災害時に避難できる場所をあらかじめ把握しておくことが重要です。
避難所の場所だけでなく、開設時間やペット同伴可能かなどの情報を事前に確認しておきましょう。避難場所の情報はお住まいの自治体HP等で確認することができます。
また、避難所への持ち物リストを作成し、緊急時に必要な物品をすばやくまとめて持ち出せるようにしておくと安心です。
緊急連絡先の確認
災害時の緊急連絡先を把握しておきましょう。家族や友人、会社、各自治体などの連絡手段を確認し、安否の報告や支援の要請ができるようにしておきます。
家族や友人の連絡先だけでなく、オーナーや管理会社の緊急連絡先もメモしておくと安心です。災害発生などの緊急時には、迅速な対応が求められますので、問題が発生した際に直ちに連絡できるように備えておきましょう。オーナーや管理会社の連絡先は、契約書などで確認できます。
緊急時の連絡手段の確保
災害時には通信網が混雑する可能性がありますので、緊急時の連絡手段をあらかじめ決めておきましょう。
災害時でもインターネット接続がしやすい災害用の伝言板を用意しているインターネットサイトや各種SNSなどがあります。災害時に伝言を書き込む場所を家族や親しい友人に共有しておくと安心です。
また、公衆電話は携帯電話よりも通話が繋がりやすいため、テレホンカードや、小銭の準備をしておくと安心です。
近隣住民との連携
台風被害などの災害発生時には、近隣住民との連携も重要です。
防災ボランティアや地域の防災組織に普段から参加したり、近隣住民と挨拶を交わして顔見知りになっておくと、何かあった際に情報共有したり救助して貰えたりするので安心です。
特に小さいお子さんのいるご家庭や高齢者のみのご家庭などは近隣住民との関わりが大切になってきます。
また、避難時は体力的にも精神的にも不安定になりがちですが、見知った人と過ごすだけで精神的に安定します。
非常用品の備蓄
台風によって、停電や断水が発生する可能性があります。万が一に備えて非常用品を備蓄しておきましょう。非常用品は安全と快適さを確保するために重要です。
水、食料、懐中電灯、ラジオ、予備の電池、救急キット、毛布、救急用品、防寒着、マスクなどを準備しておくと安心です。
長時間の停電や断水が発生しても大丈夫なように、1人あたり最低でも3日分の食料や水のストックを確保することが推奨されています。非常食には、缶詰や乾燥食品、ビスケットなどの長期保存が可能な食品がおすすめです。
その他にも充電済みのモバイルバッテリーやポータブル電源、発電機の準備をしておくと、ライトや通信機器の充電や一時的な電力供給を確保できるため、より便利です。
非常用品を準備した後は日常的に在庫や動作チェックをして、定期的な補充・交換を行いましょう。また、非常用品は災害時に迅速に持ち運びできる場所に保管するようにしておきましょう。
車の移動
浸水によって車が故障してしまうことがあるので、台風の接近時には車を安全な場所に移動させるか、ガレージや屋内駐車場などの適切な場所に保管しましょう。避難時にガス欠になっては大変ですよね。そのため、日頃からこまめな給油を心がけましょう。
家財保険の確認
大雨や水害による被害が発生した場合に備えて、ご自身の加入している家財保険の内容を確認しておきましょう。
契約内容や補償範囲は人によって様々です。被災後、補償内容よりも実際の損害が大きく、困ってしまうこともあり得ます。現在のプランで問題ないか、ご自身の保険内容を見直し、必要に応じて追加の保険を検討することも大切です。
また、保険期間も確認しておきましょう。通常の家財保険は加入してから1年毎、もしくは2年毎に更新が必要です。更新時に家財保険料を支払い忘れてしまうと、保険が失効され、未加入状態になってしまいます。その場合、被災しても補償が下りることはないため、部屋の修理費用等は全額自己負担になってしまいます。
賃貸物件の場合、物件契約時に一緒に家財保険に加入することがほとんどなので、物件契約時に家財保険の内容もしっかり確認しておきましょう。
「入居後」にできる対策(台風発生後の対策)
正確な情報の収集
台風被害を抑えるためには正確な情報の収集と適切な行動が重要です。
台風情報は急に変わることがあります。テレビやラジオ、インターネットなどを活用しては気象庁や自治体、災害関連のアプリやウェブサイトなど正確な情報源から最新の気象情報を収集するように心がけましょう。
警戒レベルが上がったり避難指示が出た場合には、指示に従って早めに行動しましょう。
オーナーや管理会社へ連絡
台風などの災害によって賃貸物件に被害が生じた場合には、オーナーや管理会社とできるかぎり迅速に連絡を取り合いましょう。
被害を受けた部屋や物件の修復作業が必要になる場合、オーナーや管理会社が業者を手配することが一般的です。被害が発生したら、速やかにオーナーや管理会社に連絡し、被害状況を報告して、修復や補償についての調整を行いましょう。
連絡先は契約書などに記載されていますが、被災時は契約書を見る余裕がないかもしれないため、事前に確認しておくと安心です。
オーナーや管理会社には、被害の具体的な状況や被害範囲を詳細に伝え、修復や清掃のための業者手配や保険請求の手続きなどの指示を仰ぎましょう。また、契約内容によっては、賃料の一部免除や一時的な住居の提供について話し合うこともあります。
災害被害の記録と写真撮影
災害被害の証拠を残すために、被害状況を写真や動画で記録しましょう。
・浸水した部屋
・壊れた設備
・損傷を受けた家具や貴重品
などの写真を撮り、被害の証拠を残しましょう。
また、写真だけでは被害の詳細が伝わらないこともあるため、被害の範囲や状態、被害を受けたときの状況などを詳細に記述したメモも作成しましょう。
写真を撮影する際は、被害を受けた状況のまま撮影をしましょう。早く部屋をきれいにしたい気持ちもわかるのですが、清掃してしまうと本来の補償額よりも補償額が減少する場合があるので、そのままの状態で写真を撮ることが大事です。
被害の具体的な状況を記録することは、補償請求や被害の申請手続きなど物件修復のために必要な情報となります。
保険会社への連絡と補償手続き
賃貸物件に入居する際、家財保険や建物保険に加入する場合がほとんどです。
その場合、被害の内容に応じて保険会社から補償が下りる場合があります。そのため、被災して物件に被害が生じたら、すぐに保険会社に連絡し、被害の申請や補償手続きを開始しましょう。
保険会社は被害の評価を行い、保険契約に基づいた補償を提供します。被害状況や必要書類については保険会社との連絡で確認しましょう。
また、家財保険会社だけでなく、各自治体の災害関連機関が必要な支援等を行ってくれる場合がありますので、各自治体のHP等を確認して被害の報告や相談をするとより安心です。
台風による対策はたくさんありますが、実際に台風が上陸してしまったら、「不要な外出は避け、屋内に滞在する」、「危険な地域には絶対に立ち寄らない」、「避難指示には従う」ことが一番大事です。
お部屋探しはリロの不動産にお任せください
今回ご紹介した内容は賃貸物件でできる一般的な台風対策です。
物件や地域によって対策が異なる場合がありますので、ご自身の状況に合わせた対策を講じる必要があります。
台風や大雨による被害に対しては、事前の備えと迅速な行動が重要です。
入居前のチェックや非常用品の準備、物件状況の確認など、日常生活の中で取り組める対策を積極的に行いましょう。
事前に災害時の対策を行っておくことで、被災リスクを最小限に抑え、自身と周囲の安全を確保することができます。ただし、安全確保のためには事前の準備が不可欠です。安全で快適な生活を送るために、台風シーズンや大雨が予想される時期には、備えを怠らないようにしましょう。
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この記事を書いた人
リロの不動産 編集室
リロの不動産 編集室
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