お部屋探しの豆知識

賃貸物件でできる防犯対策特集!

2023.09.29

賃貸物件を選ぶ際、多くの人が安全で快適に過ごせることを条件にお部屋探しをされます。特に学生や女性、一人暮らしの方などは防犯面を重視されるのではないでしょうか?様々な要因から防犯の必要性が高くなっており、年々防犯対策はお部屋探しにおいて重要な要素となってきています。

この記事では、個人でも簡単に賃貸物件でできる防犯対策の具体的な方法について詳しく説明していきます。

安全な賃貸生活を送るための知識として、ぜひ参考にしてください。

一人暮らしを悟らせない

一人暮らしの生活は自由ですが、家族で暮らしている世帯よりも安全面のリスクも伴います。特に女性の一人暮らしの場合、一人暮らしであることを悟らせないことでリスクを減少させることが可能です。では、一人暮らしを周囲に悟らせないための具体的な工夫や方法をいくつかご紹介します。

濯物の干し方

洗濯物を干すときには工夫が必要です。男性物の衣類を一緒に干すことで、女性の一人暮らしではなく、男性が同居していると周囲に印象付けることができます。また、洗濯物は外干ししないのも防犯対策としておすすめです。

カーテン選びのポイント

カーテンの選び方も一人暮らしの女性にとって重要です。花柄やファンシーな柄だと女性が住んでいることが周囲に分かってしまう可能性があります。そのため、無地やストライプなど、男性の部屋にもしっくりくるようなデザインのカーテンを選ぶことで、一人暮らしの女性であることを悟られづらくなります。

また、女性だけでなく、男性でもカーテンを開けたまま外出すると不在であることが周囲にわかったり、生地の薄いカーテンだと不在や就寝時間が悟られたりと、様々な面でリスクがあるため、外出時はカーテンを開けない、生地の厚いカーテンを使用するなどの対策も必要です。

帰宅時に「ただいま」と声を出す

帰宅時に「ただいま」と声を出すことは、一人暮らしの人にとって非常に効果的な対策となります。この行動により、家の中に誰かがいるという錯覚を周囲に与えることができ、一人暮らしであることを悟らせません。

これにより、犯罪のリスクを低減することができます。帰宅したらドアが閉まるまで目を離さず、すぐに鍵とチェーンロックをかけるのも重要です。

玄関の工夫

玄関先に男性の靴を置いておくと訪問者に一人暮らしであることが悟られにくく、効果的です。安価ですぐに実行できるためおすすめです。

また、玄関ののぞき穴にカバーをして外から覗かれても室内の様子が分からないようにしましょう。

その他にもプライバシーの面から表札には氏名を記載しないようにするのがおすすめです。

外出時の防犯対策

次に外出時の防犯対策についてご紹介致します。

防犯ブザーの持ち歩き

防犯ブザーはもし何かあったときに、大きな音で周囲に知らせることができるため、女性にとって必携のアイテムです。

防犯ブザーは持っているだけでは意味がないため、すぐに取り出せるようにしておくことが大切です。すぐに取り出せるバッグの中やポケットなどに入れて持ち歩くと良いでしょう。

コンビニでの買い物の注意点

意外にもコンビニでの買い物でも注意が必要です。

夜中にコンビニに行く場合にレジ袋は透けてしまい、買い物の内容が外部に知られるリスクがあります。最近ですと溶けやすいアイスクリームを一つ買っている人は一人暮らしの可能性が高く、コンビニからすぐに帰ることができる距離に住んでいることが分かってしまうと話題になりましたよね。また、同じコンビニで同時間にいつも買い物していると、購入品で一人暮らしがわかったり、生活サイクルが周囲に悟られてしまうリスクもあります。

同じコンビニばかりで買い物をするのも避けた方がよいでしょう。

防犯意識について

防犯意識についても説明したいと思います。

歩きスマホを避ける

歩きスマホは、近年の問題として多く取り上げられていおり、一人暮らしの方にとっては特にリスクが高まる行動と言えます。歩きスマホをしていると周囲の状況が把握しづらくなり、犯罪のリスクが高まります。

また、交通事故のリスクも無視できません。このように、歩きスマホは多くのリスクを伴うため、避けるよう心掛けましょう。

明るい道を選ぶ

帰宅時には明るい道を選ぶことが大切です。暗い路地や人通りの少ない場所は、犯罪のリスクが高まるため避けるべきです。

たとえば、昼間は安全な場所として利用されることが多い公園は、夜間は犯罪のリスクが高まる場所となるなど、普段慣れ親しんだ場所でも危険が潜んでいる可能性が高いです。

明るい道を選ぶことで、他人の目が自然と行動をチェックしてくれるため、安全性が高まります。ただ、明るい道を選ぶだけでなく、周囲の状況にも常に注意を払うことが必要です。

イヤホンの使用や通話

帰宅時のイヤホン使用や通話を避けることで、周囲の音をしっかりと聞くことができ、安全性が高まります。

イヤホンの使用や通話をしていると注意が散漫となり、非常時の対応が遅くなってしまい、犯罪や事故に巻き込まれる可能性が高いです。実際、ひったくりや痴漢などはイヤホンの使用や通話をしている人を狙うというデータもあるため、帰宅時にイヤホンの使用や通話をするのは避けた方が良いでしょう。

また、プライバシー保護の観点からも帰宅時の通話は極力避けた方がよいでしょう。通話中に氏名や住所、電話番号を話してしまう人もいますが、その情報を周囲の人が聞いている可能性もあります。どうしても通話をしなければならないときは周囲に気を付けながら使用しましょう。

自転車での帰宅時の注意点

自転車での帰宅も一つの選択肢ですが、油断は禁物です。

一方で、自転車は移動速度が速いため、犯罪のリスクを低減することができます。しかし、自転車ごと押し倒されるリスクも考慮する必要があります。

このため夜間や人通りの少ない場所での自転車利用は、十分な注意が必要です。

物件周辺や共有部での安全対策

マンションやアパートの近くで後ろからの接近を感じた場合は、一度立ち止まって状況を確認するなどの対策を取りましょう。

自分が物件内に入ろうとする際に後ろから強引に押し入られてしまう可能性があるためです。特にエレベーターでは他人と二人きりになるリスクがあるため、常に警戒心を持って利用することが大切です。

もし不審な人がいた場合は、エレベーターを利用せず、階段を利用するなどの対策を取ることをおすすめします。居住する物件に着いたと思っても、自分の部屋に入るまでは共用の玄関や廊下、エレベーターでは常に警戒心を持って行動することが大切です。

賃貸物件でも個人で行える防犯対策

自身の行動や意識でできる防犯対策をご紹介しましたが、次は設備導入など物理的な防犯対策についてご紹介致します。

防犯カメラ

防犯カメラは設置するだけで、人の出入りや物事を撮影してくれるセキュリティ対策設備です。設置することで犯罪の抑止力に繋がるため、防犯対策においてとても効果的です。

防犯カメラ付きの物件は単身、カップル、ファミリーなどどの層にも人気です。賃貸物件であっても個人で防犯カメラを設置することは可能ですが、自宅のように自由に設置できるわけではありません。

例えば、カメラの設置場所や撮影範囲には、プライバシーの観点からの制限があります。このため、設置前には必ずオーナーや管理会社への相談が必要となります。相談する際は設置の意向を伝え、カメラの種類や設置場所、撮影範囲などの詳細を伝えて相談しましょう。このとき、映像の保存期間や取り扱い方など、入居者のプライバシーに配慮した設置計画を提示することで、スムーズに設置の許可を得ることができます。

その他にも設置工事の有無、利用料について説明を行い、許可を得る必要があります。

オーナや管理会社から許可が出た場合は、機能や費用を比較して、設置するカメラを選びましょう。

防犯カメラは工事が必要なタイプや、必要でないタイプなど様々な種類があります。賃貸物件に取り付ける場合は、設置費用や退去後の原状回復費用が安価で済むため、工事不要なタイプがおすすめです。

防犯カメラの費用は、カメラの種類や設置数によって変わりますが、一般的には月々数千円から数万円の範囲で、映像の保存サービスやメンテナンス費用が発生します。このような維持費を考慮した上で、予算内での設置を検討することが重要です。

TVモニターホンの設置

TVモニターホンは築浅物件やリノベーション物件には必ずと言っていいほど導入されている防犯設備です。カメラを利用して来客の顔を確認できるため、不要なセールスや不審な人物を対応せずに済むため、女性の一人暮らしやファミリー世帯に人気です。

しかし、TVモニターホンが導入されていない賃貸物件もまだまだ多く、自分で設置したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?TVモニターホンもオーナーや管理会社から許可が出れば自分であとから設置することが可能です!最近は壁に穴を開けずに設置するタイプや録画機能付きのタイプがありますので、どのようなタイプが自分の希望に合致するかを調べてみましょう。

センサーライトの設置

センサーライトは動きを感知して自動的に点灯する仕組みを持っており、防犯対策として有用です。設置が容易であり、月々約500円〜1,000円程度と、防犯カメラよりも安く導入することができるため、多くの賃貸物件でセンサーライトの設置が増えています。

賃貸物件に自分でセンサーライトを設置する場合は他の設備同様、オーナーや管理会社からの許可が必要です。センサーライトの設置箇所や工事の有無等を説明し、事前に許可をもらうようにしましょう。壁掛けタイプや天井取り付けタイプなど、様々なタイプがありますが、賃貸物件の場合、取り付けの際に壁に穴を開けることができないため、退去時の原状回復が容易なため、粘着テープや吸盤を利用した取り付けタイプがおすすめです。

窓ガラスの施錠と強化

窓やバルコニーの施錠は安全に過ごすための防犯対策の基本的手段です。2014年の警察庁のデータによると、空き巣の主な原因は、鍵がかかっていない場所からのもので、窓やドアの鍵を閉め忘れることが大きな要因となっています。

施錠以外ですと、窓やベランダの周りには侵入者が利用しやすい足場や死角が存在することがあります。ベランダの近くの物置や窓の下のゴミ箱などが侵入者の足場となる可能性があるため、これらを適切に配置して侵入のリスクを低減することが重要です。特に高層階の窓やベランダは、地上からの距離があることで、侵入のリスクが低いと考えられがちですが、実際には意外とアクセスが容易な場合があり、侵入のリスクがあります。そのため高層階でも、しっかりとした施錠対策を行うことが必要です。

窓やドアには必ず鍵がついていますが、施錠効果を高めるためのアイテムも実は存在します。賃貸物件でも導入できるものをいくつかご紹介します。

ワンタッチ・シマリ

ワンタッチ・シマリは、窓のサッシに簡単に取り付けられる補助錠の一つです。この補助錠は、ポンと押すだけで簡単に施錠できるため、日常的な使用に非常に便利です。

また、この補助錠が設置されていると、侵入者にとっては手間がかかるため、狙われにくくなるというメリットもあります。ワンタッチ・シマリは築浅の物件であれば既に窓に取り付けられていることが多いので、物件を決める際に窓を確認してみましょう。無くても、後から自身で設置しやすいため、おすすめのアイテムです。

ウインドロック

ウインドロックは、窓枠をしっかりとロックする補助錠の一つです。この補助錠の特徴は、強固なロック機能を持ちながらも、取り付けが簡単である点です。また、価格も手頃であるため、利用しやすいアイテムです。

補助錠を使ってのダブルロック

ダブルロックとは、玄関等のメインのロックに加えて、補助錠を使用して二重に施錠する方法を指します。

この方法を取ることで、侵入者にとっては二重の障壁ができるため、侵入のリスクを大きく下げることができます。最近はインターネットを利用するスマートロックタイプが人気です。ただし、ダブルロックを行う際は、補助錠の取り付け位置や種類を適切に選ぶことが重要です。

防犯フィルム

防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることでガラスの強度を上げるアイテムです。このフィルムを導入することでガラスが割れにくくなり、侵入者がガラスを割って侵入することを防ぐことができます。

ご紹介したアイテムは導入しやすいものですが、導入したい際は必ずオーナーや管理会社への確認が必要となります。

アイテムによっては導入は容易でも撤去が大変な場合があるため、原状回復方法も確認しておくことが重要です。

防犯カメラやTVモニターホン、センサーライトの設置等は入居者自身で設置するのは大変ですが、リロの不動産では防犯カメラ付きなどセキュリティに特化した物件を多数取り扱っています。是非お問い合わせください!

引っ越し後の挨拶について

一見防犯と関係ない様に思われる引越し時の近隣住民への挨拶ですが、実は防犯上で役に立つと言われています。

挨拶をすることで、新しい住民としての顔を近隣の住民に知ってもらうことができます。挨拶をきっかけにして、近隣住民との関係が良好になると、お互いに家や周辺の安全を気にかけるようになります。これは、不審者や怪しい行動を見かけた際の、速やかな情報共有や警察への通報を促進する助けとなります。

また、顔見知りになっておくと大地震や火事など非常の際にお互い助け合うことができます。

以上の理由から、引越し時に近隣の住民への挨拶は、防犯上でも役に立つと言えます。挨拶は単なるマナーだけでなく、地域の安全を守るための重要な行動とも言えるでしょう。

とはいえ女性の一人暮らしは、一人暮らしであることを悟られると前述したようなリスクがあるため、無理に挨拶に向かう必要はありません。

ただし自分に万が一何かあった時のため、オーナーや管理人が近隣に住んでいる場合は挨拶をしておくと安心です。

お部屋探しはリロの不動産にお任せください

一人暮らしは自由で心地よい生活を楽しむことができる反面、防犯対策の重要性が増しています。日常生活の中でのささやかな工夫や注意がより安全な生活を確保する鍵となります。

住まいを選ぶ際の防犯対策としては、1階よりも2階以上の部屋を選ぶことや、オートロックのあるマンションを選ぶことも推奨されています。

防犯対策は物理的なセキュリティを強化するだけでなく、日常の行動や生活習慣の中に溶け込む形で取り入れていきましょう。今回ご紹介したポイントを意識し、日常生活の中での防犯対策を徹底することで、一人暮らしの安全を守ることができます。

リロの不動産の仲介店舗では、セキュリティに特化した様々な物件をたくさん取り扱いしております。不動産のプロたちが皆さんの不安を解消し、お客様それぞれの希望や条件に合わせてお部屋紹介を行いますので、不安なことや心配なことなどなんでもご相談ください。きっとご満足できるお部屋をご紹介します。

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この記事を書いた人

リロの不動産 編集室

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『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。

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