お部屋探しの豆知識

ガスコンロとIHコンロ、どちらがおすすめ?特徴・メリットを徹底解説!

2023.10.06

ガスコンロとIHコンロはキッチンの中心となる設備で、お部屋探しをする際、事前にどちらなのかを確認する方もいらっしゃるのではないでしょうか?それぞれの特徴やメリットを理解することで、お部屋探しの手助けとなります。今回は、ガスコンロとIHコンロの特徴や違いについて詳しく解説します。

■ それぞれの特徴とメリットについて

まずはガスコンロとIHコンロについて、どの様な特徴があるのかご紹介します。

ガスコンロ特徴やメリット

ガスコンロタイプのキッチンは、都市ガスやプロパンガスなどのガスを用いて直火で加熱調理を行うのが特徴です。

直火を利用した調理が可能なため、火力の目視確認ができ、調理温度の変更が容易で、料理がしやすいです。また、ガスは火力が高いため、料理の幅やバリエーションがが広がり、多種多様な料理をつくれます。

ガスコンロの火力調整はつまみを動かすだけで可能なため、直感的に操作ができるのもメリットです。

その他にもガスコンロは経済的にメリットがあります。多くの地域で電気代よりもガス代の方が安いため、光熱費の節約が可能です。ガスの中でも都市ガスはプロパンガスよりも安いです。ガスコンロは埋め込み式でない場合、簡単に交換ができるという面でも大変経済的です。また、ガスコンロは停電時でも調理ができるため、災害時なども安心です。

IHコンロの特徴やメリット

IHコンロは、IHクッキングヒーターともいい、内部のコイルに電気を流して加熱するのが特徴の誘導加熱方式のコンロです。

誘導加熱により、鍋やフライパンの底全体が均等に加熱されるため、焼きムラや炒めムラが少なく、料理の失敗が少ないです。

IHコンロ自体はガスコンロよりも熱くならないため、火傷のリスクが低く安全です。そのため、高齢の方や小さなお子様がいるご家庭でも安心して利用することができます。また火を使用しないので、ガス漏れや火災の心配がない点も安心です。

その他にもIHコンロはガラストップコンロであることが多く、ガラストップの場合、凹凸がないため、掃除が容易である点や一定時間利用していると、自動的に電源が消える点もメリットとしてあげられます。

※ガラストップコンロとは

上面(天板)が強化ガラス製のガスコンロ。 表面に傷や汚れがつきにくく手入れが簡単である一方、強い衝撃を受けるとガラスがひび割れする恐れがある。

■ それぞれのデメリットについて

次に、それぞれのコンロにおけるデメリットについてご紹介します。

ガスコンロのデメリット

ガスを用いるため、ガス漏れが発生する場合があります。ガスは人体に有害な上、爆発する可能性があるため、ガスが漏れないよう注意が必要です。最近のガスコンロはガス漏れ防止設定がされているため、それまで簡単にガス漏れは発生しませんが、異常なにおいや音があれば、ガスを止め、換気し、ガス業者にすぐに連絡してください。ガスコンロを自分で用意しないといけない場合、ガスコンロの設置に不備があるとガスが漏れてしまう場合があります。ガスの開栓時にはガス業者が立ち会いますので、ガスコンロの設置も併せて依頼しておくとガス漏れリスクを軽減できます。

また、ガスコンロを利用する場合は直火調理のため、火災リスクはIHコンロよりも高いです。そのため、ガスコンロの近くにはあまりものを置かないようにしましょう。火が燃え移ってしまい、火災の原因になってしまいます。そして、やけどにも注意しましょう。ガスコンロのメリットで操作が容易な点をあげましたが、その分注意が必要です。小さなお子様が触ったり、ペットや物が当たっただけでも着火してしまう場合があります。チャイルドロック機能などを利用して簡単に火がつかないようにするなど対策をしておくと安心です。

また、ガスコンロは汚れやすい上、凹凸が多いため掃除がしづらいのもデメリットです。定期的な手入れが必要です。

ガスコンロを使用する際は、これらのリスクや注意点を理解し、安全に利用することが大切です。

IHコンロのデメリット

IHコンロは電力を利用するため、電力消費量がガスコンロの家庭よりも高くなりやすく、電気代が高くなる場合があります。また、IHコンロ対応の鍋やフライパン以外はIHコンロで利用できないため、対応している調理器具を用意する必要があるなど、ガスコンロよりも費用が嵩む点がデメリットとして挙げられます。また、料理をする際にIHコンロから鍋やフライパンが離れてしまうと電気が消えてしまうため、鍋を振る料理ができなかったり、ガスコンロよりも火力が劣るため、火力が必要な料理に向いていなかったりと調理面でもいくつかデメリットがあります。

また、停電時は利用ができないため、台風や大雨被害等で停電しやすい地域はIHコンロはおすすめできません。

その他にもタッチコントロールパネルで火力の操作を行うため、操作が難しかったり、ガラストップに固いものを落としてしまうとガラスが割れ、高額な修理代がかかったりする点もデメリットといえます。

ガスコンロとIHコンロにはそれぞれメリット・デメリットがあります。それぞれのメリット。デメリットを確認して自分の希望条件に合わせて選びましょう。

■ それぞれのコンロがおすすめな人は?

それぞれのコンロについて、こんな方がおすすめな人です。

ガスコンロがおすすめな人

ガスコンロは料理を楽しみたい方におすすめです。ガスコンロは高温から低温までの調理に幅広く対応でき、多彩な料理が可能なため、料理が趣味の方や自炊をしたい方におすすめです。

また、停電時でも利用できるため、停電が多い地域の方にもおすすめです。例えば、沖縄県などは台風が上陸することが多く、台風による停電が多い地域です。台風による停電の場合、電気が復旧するのに時間がかかることもあるため、ガスコンロがおすすめです。

その他にも、光熱費を抑えたい方におすすめです。特に都市ガスのエリアにある物件はプロパンガスエリアの物件やIHコンロの物件よりも費用が安いため、おすすめです。

ガスコンロは火力の調整が直感的なため、シンプルな操作を好む人にもおすすめです。

IHコンロがおすすめな人

IHコンロは安全を重視する方におすすめです。 IHコンロは火を使わないため、火傷のリスクが低く、小さな子供がいる家庭や高齢者にとって安全です。

また、平らなガラストップは汚れが付きにくく、お手入れが簡単な上、モダンな印象を与え、キッチンのデザインに統一感を持たせることができます。そのため、日々のお手入れを楽にしたい方やインテリアにこだわりたい方にもおすすめです。

■ ガスコンロとIHコンロはどちらが経済的?

ガスコンロはガス、IHコンロは電気とそれぞれ異なるエネルギー源を使用しています。家庭の固定費を節約したいと考える際、ガスコンロのガス代とIHコンロの電気代はどちらが経済的なのでしょうか?

平均料金を比較してどちらが経済的なのか確認してみました。

ガスコンロの費用:都市ガスの料金は1時間あたり約20円、プロパンガスは約34円です。※ガスには「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類が存在します。

IHコンロを夜間1時間使用すると、平均で約36円の電気代がかかります。

それぞれ、1日に2時間使用すると想定した場合は下記の通りです。

•1ヶ月の都市ガス料金:1,200円 (1日40円 x 30日)

•1ヶ月のプロパンガス料金:2,040円 (1日68円 x 30日)

・1ヶ月のIHコンロ料金:2,160円(1日72円×30日)

簡単な試算ですが、都市ガスのガスコンロが一番経済的でした。

ただし、上記はあくまで試算です。ライフスタイルや家族構成等によって変動します。利用するガス会社や電力会社のサイトで利用費用の試算をもっと具体的にできますので、利用検討する際はそちらを活用するのもおすすめです。

■ お部屋探しはリロの不動産にお任せください

キッチンのコンロ選びは、料理や生活の質に影響を与えるため、お部屋探しの際は重要な要素です。賃貸物件では、ガスコンロとIHコンロの2つのタイプが採用されています。それぞれのコンロには独自の特徴、メリット、デメリットがあり、ライフスタイルや地域によってどちらのコンロがいいのかは異なります。

リロの不動産の仲介店舗では、様々な物件をたくさん取り扱いしております。ガスコンロがいいのか、IHコンロがいいのかなど、お客様のライフスタイルや家族構成をお伺いした上で、不動産のプロたちが皆さんの不安を解消し、お客様それぞれの希望や条件に合わせてお部屋紹介を行いますので、不安なことや心配なことなどなんでもご相談ください。きっとご満足できるお部屋をご紹介します。

下記店舗ページより、各店へお問い合わせ頂けます。

お近くの店舗をご確認頂き、お気軽にお部屋探しをご依頼ください。

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皆さまのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしています。

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この記事を書いた人

リロの不動産 編集室

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『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。

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