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意外と魅力的!?駅から遠い物件の魅力を徹底解説!
2023.10.06
多くの人々が都心や駅近の物件を求めますが、実は「駅から遠い物件」にも多くの魅力が隠されています。この記事では駅から遠い物件の魅力を深掘りし、その隠れた魅力を詳しくお伝えします。
目次
駅遠物件とは
まず「駅から遠い物件」とは、どれくらいの距離を指して表す言葉なのでしょうか?
「駅から遠い物件」に明確な定義はありませんが、一般的には駅から徒歩20分以上離れた距離にある物件が「駅から遠い物件」とされています。
歩いて駅に行くには中々時間がかかると感じる方が多いと思います。
因みに不動産ポータルサイトなどの物件検索でよく見る、徒歩○分とはいったいどのように計算しているのでしょうか?
目安として使われているのは1分80mです。
1分間に80m歩く事を基準として計算すると、駅から徒歩10分という場合は、駅から800mの場所に物件があるということになります。
しかし、駅から徒歩10分と表示されている物件であっても、実際に歩いてみると、表示時間と差異があったということはありませんか?
なぜこのような事がおこるのかというと、物件の表記は単純に地図上の距離を計算しているからです。
そのため、駅から物件までの間に信号や踏切などがあった場合の待ち時間は含まれておりません。
また、坂道や人混み、エレベーターや階段等の時間も含まれません。
目的地が駅の場合、表示されている徒歩分数は駅の改札口までの時間ではなく、駅の出入口までの時間が表示されています。
つまり、新宿駅や大阪駅など、大きな駅の場合は特に注意が必要です。
賃貸物件を探す際は、駅までの徒歩時間は表記されている時間にプラスして1~3分で考えておくのが良いでしょう。
駅から遠い物件の隠れた魅力とは?
それでは、次に駅から遠い物件の魅力について詳しくお伝えしたいと思います。
家賃が安い
駅から遠い物件の最大のメリットは家賃が安いことです。
一般的に駅から近い物件の方が需要が高く、土地の価格も高いため、駅近物件の家賃もそれに比例して高く設定されることが多いです。
反対に、駅から遠い物件は駅近物件に対抗できるように賃料を相場よりも低く設定し、需要を高めています。
例えば駅近で家賃10万円の物件が、駅から10分以上離れると設備や築年数が同じでも8万円程度になることも珍しくありません。
駅近物件と駅遠物件の賃料差は、一見すると2万円程度に見えますが、年間で考えると24万円もの大きな差が出てきます。
居住年数が増えれば増えるほど差は大きくなるので、お得に住みたい方や貯蓄を増やしたい方は駅遠物件はおすすめです。
静かな環境での生活
駅から遠い物件は電車や踏切の音が無いため、静かな環境で生活することができます。
また、駅近物件に比べて人の往来や交通量が少ないという点でも静かにすごせます。
賑やかな都心部での生活を求めていない方や、テレワーク等で静かな仕事環境を望む方にとって大変魅力的です。
ただし、駅遠物件であっても幹線道路沿いであったり大きな公園がある場合は、時間帯によって賑やかな環境になってしまうことがあるので、静かな環境を求めている方は事前に内見に行ったり、不動産会社のスタッフに確認したりするようにしましょう。
駅遠物件は健康に良い
電車を利用する人が駅から遠い物件に住んだ場合、日々の主な移動手段として徒歩や自転車を使用することが多くなります。そのため、駅遠物件に住むだけで日常の運動量を増やし、運動不足を解消し、健康的な生活送ることができます。
さらに駅からの距離がある物件は、より自然に近い環境に位置していることが多く、緑豊かなエリアや公園などが近くにある可能性があります。休日に自然の中でリラックスしたり、運動を楽しむことができ、ストレスの軽減や心身のリフレッシュに役立ちます。
特徴的な物件が見つかることも
駅から離れた物件には、特定のライフスタイルや趣味を持つ人々のための特徴的な設備を兼ね備えている場合があります。
例えば「ガレージハウス」です。
ガレージハウスとは駐車場と建物が一体となった賃貸物件です。
そのため、ガレージハウスは車好きの人に人気がありますが、賃貸物件でガレージハウスを兼ね備えている物件は少ないです。
特に駅近の場合、先述したように地価が相場よりも高いため、ガレージハウスがついている物件はほとんど無いか、あっても賃料が高額な場合がほとんどです。
しかし、駅から遠い物件の場合、地価は相場程度、もしくは相場以下だったり、移動手段が車になることもあったりするため、ガレージハウスがついている可能性が高くなります。
車好きでなおかつ車を所持されている方は、駐車場料金を別で支払うことを考えればガレージハウスに住むのもおすすめです。
他には「ペット共生型賃貸」や、一軒家であれば自家製の野菜を栽培したい人々のための「畑付き物件」などがあります。
これらの特別なコンセプトを持つ賃貸物件は、特定のニーズを持つ人々にとって非常に魅力的で入居希望者が多いです。
一般的な賃貸物件と比較して家賃がやや高い傾向がありますが、駅からの距離を考慮すると極端に高い価格設定はされていないので、入居者は自分のライフスタイルに合わせた快適な生活を送ることができます。
駅遠物件のデメリット
駅遠物件の魅力をいくつかご紹介し、駅遠物件も選択肢としてありかもしれない、と思えてきたのではないでしょうか?
しかし、残念ながら駅遠物件にはメリットばかりではなく、当然デメリットもあります。
ここではいくつか駅から遠い物件のデメリットをご紹介します。
警察署や交番が少ない
駅周辺や都心部には警察署や交番が多く存在します。駅周辺には様々な人が大勢集まるので、治安を考えて警察署や交番があるのは当然の話です。
駅から遠く、会社や商業施設の少ない地域は、駅周辺に比べると警察署や交番が少なかったり、あっても物件から距離があったりすることがほとんどです。
そのため、緊急時の対応など治安面においては若干の不安があります。
駅遠物件のセキュリティ対策として近隣住民とのコミュニケーションを大切にすることが挙げられます。
近所付き合いを深めることで互いに安全を守ることができます。
とは言え、プライバシーを大切にしたい方などは無理にコミュニケーションをとる必要はありません。
バス代や駐車・駐輪場のコストがかかる
駅遠物件のデメリットとして、移動で電車を利用する際に駅まで行くためのバス代や駐輪場代、駐車場代がかかってしまうことが挙げられます。
駅を利用しなくても、移動手段が車であれば物件の敷地内駐車場の費用が必要になり、家賃とは別に月々掛かってくる費用です。
せっかく駅遠物件を選んで、月々賃料を抑えていても、その他にかかってくるコストが嵩んでしまうと本末転倒です。そのため、月々賃料だけでなく、交通費が月にどれくらいかかるかも想定してお部屋探しをしましょう。
天候が悪い日は大変
晴れた日は歩くのが苦にならないという方も、悪天候の日は歩いて外出するのが大変と感じる方も多いです。
また朝は雨が降っていない場合でも、帰宅時間に雨が降ってくることもよくあります。
雨具などを持ち歩いていない場合、近くのコンビニエンスストアで傘を買って帰ったり、バスを利用したりと本来であれば不要な出費をしてしまう可能性が有ります。
駅から遠い物件に住む場合は、折りたたみ傘などを常にバックに入れておくなどの対策が必要になるでしょう。
荷物が多いと大変
悪天候だけでなく、荷物が多い場合も家までの帰り道が苦痛になります。
駅からすぐの距離だと問題ない荷物も、徒歩15分、20分と抱えて歩くとなると大変です。家の近くにスーパーマーケットやコンビニエンスストアがあれば、荷物が多くても大丈夫ですが、基本的に商業施設は駅の近くにしかないという場合が多いため要注意です。物件の周辺にスーパーマーケットやコンビニエンスストアがない場合、仕事がある日は駅周辺で買い物をして帰ってくることができますが、休みの日は駅までいかなければいけなくなります。
そのため、駅から遠い物件に住む際は、物件の近くにスーパーマーケットやコンビニなどがあるかどうか事前にチェックしておきましょう。
もし、住みたい物件の近隣にスーパーマーケットやコンビニなどが何もない場合は、お米やペットボトルなど重いものは、配達してくれるお店で購入するか、ネット購入をするという方法もあります。
駅遠物件の移動手段
都市部に住み、自家用車を所持していない人にとって、公共交通機関は重要な移動手段のため、お引っ越しをする際に移動手段方法は重要な条件の1つです、
実際に駅から遠い物件に住む方は普段の移動手段に何を使っているのでしょうか?
ここでは一般的な移動手段について触れてみたいと思います。
駅から遠い物件に住んでいる方の一般的な移動手段は下記の通りです。
①自転車
②バイク
③自家用車
都市部の様に公共交通機関が普及している地域は自転車やバイクを利用する人の割合が高く、公共交通機関があまり普及していない地域はバイクや自家用車を利用する人の割合が高いです。
特に自転車は免許が不要で維持費も安いことから、様々な人が利用しており、都市部やそのほかの地域でも利用者の多い移動手段です。
その他にもキックボードやシェアサイクル、シェアカーも移動手段として普及が広がっています。
車の往来が激しい都心部では、近年、自転車専用の道路が増えてきており、今までより安全で快適に自転車移動をすることが可能になりました。また、自転車生活は健康的で環境にも優しい移動手段として、年々多くの人々に支持されています。駅遠物件に住む際にデメリットになりがちな点も、自転車移動を活用することで解決できます。
まとめ
駅から遠い物件に住むことには確かにデメリットも存在しますが、それ以上に魅力はあります。特に最大の魅力は、家賃が安いことです。また、騒音や人の往来が少なく、静かな環境での生活が可能となり、都心の喧騒を避けたい人や集中して仕事や勉強をしたい人には最適で、心の安らぎやリフレッシュを考えると都心の物件とは異なる魅力に溢れています。
そして徒歩や自転車を主な移動手段とすることで健康的な生活をサポートできることも駅から遠い物件の魅力の一つです。
お部屋探しはリロの不動産にお任せください
駅から遠い物件に住むことには確かにデメリットも存在しますが、それ以上に魅力はあります。特に最大の魅力は、家賃が安いことです。また、騒音や人の往来が少なく、静かな環境での生活が可能となり、都心の喧騒を避けたい人や集中して仕事や勉強をしたい人には最適で、心の安らぎやリフレッシュを考えると都心の物件とは異なる魅力に溢れています。
そして徒歩や自転車を主な移動手段とすることで健康的な生活をサポートできることも駅から遠い物件の魅力の一つです。
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この記事を書いた人
リロの不動産 編集室
リロの不動産 編集室
『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。