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意外と知らない賃貸物件のゴミ捨て事情!内容を把握してトラブルを未然に防ごう

2023.12.14

生活の中ではさまざまなゴミが出ますが、ゴミを適切に処理することは環境保護と衛生管理のために不可欠です。そのため各自治体では、ごみ分別のルールを定めています。

引っ越しをすると大型のゴミが出ることがよくありますが、引っ越してきたばかりでゴミの分別方法がわからないからといって、前の居住地と同じように分別するとトラブルの元です。

そこで今回は、賃貸物件のゴミ捨て事情についてご紹介します。ゴミ出しルールは地域によって異なりますが、共通して存在している代表的なゴミ分別のルールをまとめました。

ごみ分別のルールを正しく理解して、快適な生活を送りましょう。

引っ越しをした際、隣の市なのにルールが全然違うことに驚いた方もいるのではないでしょうか?実は家庭ごみの処理方法については各市町村が区分を定めると法律で決まっているため、分別方法が地域によって異なるのです。

地域によって分別方法や種類がことなるため、割り箸や生ごみ、紙おむつなども分別する必要があり、分別の種類はなんと34種類もある地域もあります。

東京23区は、プラスチックも可燃ごみとして回収しているため、分別種類が「可燃・不燃・資源」の3種類だけとと手も少ないです。 実は分別種類が少ない自治体は細かく分別せずとも有害なガスが発生しない高性能な焼却施設を持っているため、分別ルールが厳しくないのです。

先述したようにゴミ出しのルールは、住んでいる地域や市町村によって異なります。一般的には、以下のようなカテゴリーに分けられることが多いですが、詳細はお住まいの地域の自治体で確認するのが最も正確です。

まずゴミには可燃ゴミや不燃ゴミなどのいくつかの種類があります。

可燃ゴミ:日常生活で出る一般的なゴミ。食品の残り物、紙くず、木くずなどが含まれます。プラスチック製品やペットボトルは含まれないことが多いですが、自治体によっては可燃ゴミとして出せる場合があります。

不燃ゴミ:燃えないゴミ。ガラス製品、陶磁器、金属製品などがこれに含まれます。

資源ゴミ:リサイクル可能なもの。新聞紙、雑誌、段ボール、ペットボトル、缶、ビンなどが該当します。

粗大ゴミ:大きな家具や家電製品など、通常のゴミ収集では回収できない大きなもの。多くの場合、事前に申し込みが必要で、回収には手数料がかかることがあります。

有害ゴミ:乾電池(バッテリー)、蛍光灯、ライターなど、特別な処理が必要なもの。

このように数種類にまとめられているゴミですが、これらの基本的なカテゴリーに加えて、以下の点にも注意が必要です。

注意点

分別方法:自治体によっては、細かい分別ルールが設けられています。例えば、ペットボトルはキャップとラベルを取り除いて出す必要がある場合があります。

収集日:各種類のゴミの収集日は異なります。自治体のカレンダーで確認してください。

出し方:指定されたゴミ袋を使用する必要がある場合が多く、ゴミの出し方にもルールがあります(例:指定の場所に、指定の時間までに出す)。

お住まいの地域の具体的なルールを知りたい場合は、自治体のウェブサイトや役所で確認が可能です。

可燃ゴミや不燃ゴミ以外に「どう捨てれば良いのかな?」と悩んでしまうゴミがありますね。そんな『有害ゴミ』について説明したいと思います。

有害ゴミについて

電池、電球、蛍光灯、水銀体温計、ライター等は、いずれも地球には有害な物質が含まれているため、不適切な処分によって環境に悪影響を及ぼす可能性があり『有害ゴミ』と区分されています。

有害ゴミは適切に処分することで環境への負荷を減らすことができます。必ずお住まいの地域のルールを確認して正しく処分しましょう。

なお、上記はあくまでも一般的なルールです。自治体によって異なる場合がありますので、必ずお住まいの地域のルールを確認してから処分しましょう。

ゴミ処理時に出てしまう大きなゴミ、いわゆる粗大ゴミとは、通常のゴミ収集では回収できない大きさや重さのある家具、家電製品、自転車などを指します。具体的なサイズや重量の基準は自治体によって異なります。

主な粗大ゴミ

処理手順

①事前申し込み:多くの自治体では粗大ゴミを出す前に事前に申し込みが必要です。これは自治体への電話やインターネット申込で行うことができます。

➁料金支払い:粗大ゴミの処理には料金がかかることが一般的です。料金は品目ごとに設定されており、例えばソファー、洗濯機、テレビなどがそれぞれ異なる料金になっています。料金は粗大ゴミ処理券(シールやチケット)の購入、またはオンラインでの支払いで行われることが多いです。

③粗大ゴミ処理券の貼付:粗大ゴミ処理券を購入したら、それを粗大ゴミに貼り付けます。これが処理料金を支払った証明になります。

④指定の日に出す:申し込み時に指定された日に、粗大ゴミを指定の場所に出します。

自治体に限らず粗大ゴミの処理料金は品目やサイズによって異なり、例えば小型家具は500円、大型家具は1,000円などと設定されていることが多いです。また、重量に応じて料金が決定される場合もあります。

家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)は、家電リサイクル法により特別な処理が必要です。この法律は2001年から施行され、廃棄物の減量と資源の有効利用を目的としています。

これらの家電は廃棄時に環境への影響が大きいため、適切な処理が求められます。例えば、冷蔵庫にはオゾン層を破壊するフロンガスが含まれている可能性があるためです。

処分方法としては、新製品購入時の引き取りサービスや自治体指定の回収場所への持ち込みがあり、リサイクル料金の支払いが必要です。

このリサイクル料金は製品の分解や有害物質の除去などのコストを含み、環境保護に貢献します。不適切な処分は環境汚染や法的リスクを伴うため、法律に基づき正しい方法で処分しましょう。

家電4品目の家電リサイクル法について詳しく知りたい方は経済産業省のHPもご参照下さい。

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/index.html

引っ越したばかりの時には、ゴミ出しルールを間違えてしまう可能性があります。

ゴミ捨て場で起こりやすいルール違反には、大きく分けて次の3つの理由があります。

1.ゴミの分別

自治体によってゴミの分別ルールが異なるため、指定された分別ルールに従わずにゴミを捨てることはルール違反となります。例えば、燃えるゴミと燃えないゴミを混ぜて捨てたり、有害ゴミを燃えないゴミとして出したりすることがこれにあたります。

分別違反は、ゴミの不法投棄や衛生環境の悪化につながるだけでなく、リサイクルの妨げにもなります。

また分別が誤っているゴミは回収してもらえないケースも多く、そのようなゴミが増えるとゴミ置き場があふれてしまいます。

分別違反を防ぐためには、自治体のゴミの分別ルールをよく確認し、正しく分別するようにしましょう。

2. 回収日や時間違反

自治体によってゴミの回収日や時間が定められているため、それらを守らずにゴミを捨てることもルール違反となります。誤った回収日に出したゴミは当然回収してもらえませんので、回収されなかったゴミでゴミ置き場があふれ、悪臭や害虫の発生などの問題を引き起こします。

また、粗大ゴミを指定された時間外に捨ててしまうと、その他のゴミを出すスペースが足りなくなるため他の住民の迷惑になります。

回収日や時間違反を防ぐには、自治体のゴミ収集カレンダーでゴミ出しのスケジュールをよく確認しましょう。

3. ゴミ置き場のルール違反

ゴミ置き場には、ゴミの出し方や収集方法などのルールが定められている場合が多くあります。例えば、ゴミ袋を指定されたサイズや重さに収めて出さなかったり、ゴミ置き場を清潔に保たなかったりすることがこれにあたります。

ゴミ置き場のルール違反は、ゴミの不法投棄や衛生環境の悪化につながる可能性があります。ゴミ袋を指定されたサイズや重さに収めて出さないと、ゴミ袋が破れてゴミが散乱する可能性があります。また、ゴミ置き場を清潔に保たないと、悪臭や害虫の発生などの問題を引き起こします。

ゴミ置き場のルールを守るためには、ゴミ置き場に掲示されているルールをよく確認し、それに従ってゴミを出すようにしましょう。また、ゴミ置き場を清潔に保つために、ゴミを出した後は、周囲のゴミを拾うなど、清掃に協力しましょう。

またルール違反を目にした場合、ルール違反を放置すると他の住民にも迷惑が掛かるため、放置せずに管理会社に連絡して適切な対処をしてもらうようにしましょう。

次にゴミ回収スケジュールを確認する方法は、主に以下の3つがあります。

①自治体ホームページを確認する

自治体のホームページには、ゴミ収集に関する情報が掲載されています。ほとんどの自治体では「ゴミ収集カレンダー」をPDFファイルやWebサイトで公開しています。ご自身の住む自治体のホームページを確認することで、ゴミ出しの日時を簡単に確認することができます。

②自治体アプリを使用する

近年では自治体が提供するゴミ収集アプリも増えています。これらのアプリでは「ゴミ収集カレンダー」を簡単に確認できるほか、ゴミの分別方法や注意点なども確認できます。

③自治体からゴミ回収スケジュールカレンダーをもらう

自治体によっては引っ越して住民票を登録する際にゴミ回収スケジュールカレンダーを配布している場合があります。そのカレンダーを部屋の見やすいところに掲示しておき、すぐに確認できるようにしておくのもおすすめです。

Amazon AlexaやGoogle Homeなどの音声アシスタントを使用することで、音声でゴミ回収スケジュールを確認することができます。ただし、あらかじめ自分で音声アシスタントに「●曜日は燃えるゴミ…」といった登録が必要となります。

最初の登録は面倒ですが一旦登録してしまえば、気軽に「アレクサ、今日のゴミ出しは?」と話すことで(Amazon Alexaの場合)、今日出せるゴミを確認することができます。

尚、ゴミ回収スケジュールはお住まいの物件や自治体によって異なります。また祝日や年末年始などの特別な日には、ゴミ収集日が変更になる場合もあります。ご自身の住む自治体の「ゴミ収集カレンダー」を必ず確認するようにしてください。

ゴミ出しルールは、自治体によって異なるため、必ずお住まいの地域のルールを確認してから処分しましょう。
また、ゴミを出す際は以下の点に注意しましょう。

•指定された日に、指定された場所に出す。
•指定された種類のゴミを、指定された方法で出す。
•ゴミを出す際には、周囲に迷惑をかけないようにする。

各地域のゴミ出しルールを順守することで余計なトラブルを未然に防ぐことができます。
必ず入居先のゴミ出しルールを守るよう心がけましょう。

今回は賃貸物件のゴミ捨て事情ついてご紹介致しました。

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この記事を書いた人

リロの不動産 編集室

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『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。

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