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家具家電付き物件ってなに?特徴やおすすめな理由をご紹介!

2024.04.12

引っ越しをする際、物件の初期費用や引っ越し業者への依頼料、家具家電の購入費用など新生活を始めるには大きな費用が掛かってきます。できるだけ費用は抑えたい方が多いですよね。そんな方には家具家電付き物件がおすすめです。

家具家電付き物件とは、賃貸物件にベッドやテレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、机などの生活に必要な家具や家電がはじめから備え付けられている物件のことです。入居した瞬間から家具家電を利用することができるため、急ぎ入居の方や家具家電の購入費用を削減したい方に人気があります。

一般的には1R~1LDKなど単身者向け物件に家具家電がついていることが多く、学生や単身赴任中の方を中心に利用されています。

家具家電の購入額は品質や購入するものにもよりますが、1人暮らしに必要最低限な家具家電だけでも約23万円ほど掛かると言われます。

以下に1人暮らしで必要な家具家電の費用相場を記載しています。

1人暮らしで必要な家具家電の費用相場
・ベッドフレーム(シングル用・マットレス付)約5万円
・布団一式セット(シングル用) 約1万円
・カーテン 約1万円
・冷蔵庫(200L未満)約7万円
・洗濯機(縦型・洗濯容量5kg)約5万円
・テレビ(32型)約3万円
・電子レンジ 約1万円

上記以外にも炊飯器や食器類、タオルなどの日用品の費用もかかってきます。また、テレワークをする方などは机や椅子も必要になってくるため、更に費用がかかります。

また、新生活を始めるには家具家電の費用だけでなく、物件の初期費用や引っ越し費用が掛かってきます。

1人暮らしをする場合、物件の初期費用は家賃の4~6ヶ月分ほどといわれており、例えば家賃6万円の物件の場合、初期費用として24万円~36万円程必要になります。

引っ越し費用は自分で荷物を搬入する場合は不要ですが、もし業者に依頼する場合は5~15万円ほどかかってきます。特に長距離の引っ越しや2~3月の引っ越しシーズンの場合、費用は高くなりがちです。

しかし、家具家電付き物件の場合、上記に記載されている家具家電の購入費用約23万円は不要ですし、大型家具の搬入も必要なく、身の回りの荷物だけ運べばよいため、5~15万円ほどかかる引っ越し費用を大幅に削減することが可能です。

そのため、家具家電付き物件に入居した場合は、約30~50万円程お得になります。

家具家電付き物件にはどのような魅力があるのでしょうか?

先述したように家具家電付き物件は本来かかってくる家具家電の購入費用と引っ越し費用の削減が可能なため、少ない予算でも引っ越しをすることができる点が最大の魅力です。

また、退去時の引っ越し費用も少なく済む可能性があります。家具家電付き物件で使用している家具家電は物件の設備であり、新居にもっていくことはできないため、新居に現在利用している家具家電を運び出す手間や費用は不要ですし、次の物件では家具家電を自分で揃えるとしても、購入店舗から直接新居へ送ってもらうことで費用を抑えることができます。

引っ越しを伴う新生活を始める際は、初期費用などの費用がかさんでしまいます。そのため、新生活に掛かる費用を抑える方法として家具家電付き物件を選択肢に入れるのも一つの方法です。

自分で購入した家具家電が壊れてしまった場合は修理が必要になり、修理の内容によっては修理代が嵩んでしまう可能性があります。しかし、家具家電付き物件の場合、オーナーや管理会社が備えつきの家具家電の修理を行ってくれるため、修理費用が不要で経済的です。家具家電が壊れることはそれほど頻繁にはありませんが、万が一壊れてしまっても安心ですね。

ただし、故意過失による破損の場合はオーナーや管理会社に修理義務はないため、自分で修理を行わないといけません。修理費用がなく、放置してしまうと、退去時に修理費用を請求されたり、敷金から償却されてしまう可能性があるため注意が必要です。

家具家電付き物件はすでに家具家電が準備されており、いつでも生活を始められる点もメリットの一つです。そのため、引っ越しが急に決まり、引っ越しの準備で手いっぱいで家具家電を揃える時間がない…。という場合でも家具家電の準備不要ですぐに生活を始めることができます。特に家具家電にこだわりがなく、とにかくすぐにでも引っ越しをしたい場合は大変おすすめです。

ただし、お引っ越しシーズン時期などは退去後の清掃が終わってない場合があり、すぐに引っ越しができない可能性があるため、不動産会社に入居可能時期を確認しましょう。

家具家電付き物件におすすめな人は下記の通りです。

・引越しにかかる費用を抑えたい方
・引っ越しを急いでいる方
・入居期間が決まっている方
・転勤が多い方

家具家電付き物件は家具家電の準備が不要なため、期限付きの単身赴任の会社員、または学生のように入居期間が定まっている方におすすめです。入居期間が短いと家具家電をそろえても無駄になってしまう可能性があるからです。特に単身赴任の方の場合、短期間滞在するためだけに自分専用の家具家電をそろえたとしても、すでに自宅には家具家電があり、わざわざ買いそろえた家具家電が退去時に無駄になってしまいます。

また、身一つですぐに入居を始めることのできる家具家電付き物件は事情があってすぐに引っ越しをしなければいけない方や転勤の多い職種についている方にもおすすめです。

都度引っ越しを依頼していると時間も費用もかさんでしまいますが、家電付き物件は家具家電の購入費用だけでなく、引っ越し費用と搬送時間の両方を削減できるため、費用を少しでも抑えたい方におすすめです。

また、意外にも外国の方にも家具家電付き物件はおすすめです。海外の賃貸物件は家具家電付きであることが一般的な国も多く、外国の方にとっては馴染み深いためです。ただでさえ慣れない異国での生活は不安な面も多いなか、家具家電を一から自分で手配するのは外国の方にとってはとても大変です。そのため、最初から必要な家具家電が用意されている家具家電付き物件は外国の方におすすめです。メンテナンスもオーナーや管理会社が行ってくれるという点も心強いでしょう。

家具家電付き物件は初めから家具家電が設置されている点が最大の魅力ですが、時にはそれが最大のデメリットになってしまいます。設置されている家具家電は万人受けするシンプルなデザインで実用性が高いものがほとんどです。その上、基本的に設置されている家具家電を変更することもできないため、インテリアにこだわりたい人にとっては物足りなさを感じる可能性があります。最近SNS等で目にする洗練されたオシャレなお部屋に憧れを持つ人も多いですが、家具家電付き物件の場合、そのような個性的な空間を作り出すのは困難です。

家具家電付き物件の家具や家電は前の入居者たちが使用してきた中古品であることが多く、使用状況によっては劣化や損傷が生じている可能性があります。清掃はしっかりとされていますが、人によってはベッドや炊飯器、洗濯機などの共用利用に嫌悪感を抱く場合があります。特に衛生面や快適性を重視する人にとっては大きな問題となる可能性があります。

家具家電付き物件によっては同じ間取りや築年数の他の物件よりも賃料が割高の場合があります。やはり家具家電による付加価値で賃料が相場よりも高くなる場合があり、結果として家具家電を一から揃えるよりも高くなってしまうことも…。そのため、家具家電付き物件を検討する際は入居期間のトータル賃料と家具家電の購入費用を比較してお得に住める方を選択するのがおすすめです。

家具家電付き物件では、家具や家電の故障時にどのような対応が必要なのかも重要なポイントとなります。故障時のメンテナンスはオーナーや管理会社が行うと先述しましたが、実は契約内容によっては自分でメンテナンスを行う必要もあるからです。

では、どのような内容の場合、自分でメンテナンスが必要なのでしょうか?

契約書に設備外サービス品などと記載されている場合、自分でメンテナンスが必要になります。設備外サービス品はオーナーからのプレゼントやサービスによって利用できるものであり、物件の設備ではありません。オーナーや管理会社に修理義務が生じるのは物件の設備に関してのみです。そのため、物件に設置されている家具家電が設備外サービス品などの物件設備でない場合は、オーナーや管理会社に修理義務はなく、自分でメンテナンスや交換しなければなりません

設備品はオーナーや管理会社の所有物ですが、設備外サービス品などはオーナーや管理会社から入居者へのプレゼントとなり、所有権が入居者に移るためです。

家具家電が設備でない場合に修理が発生してしまうと予期せぬ出費となり得るため、契約前に物件にある家具家電が設備なのかそうでないのかを必ず確認しておきましょう。

また、物件によっては前の入居者が残していった残置物がある場合があります。残置物サービス品等と同様、自由に利用できますが、設備ではないため、修理は自費で行う必要があります。

家具家電が設備品でない場合は自費で修理を行わないといけませんが、設備品である家具家電が故障してしまった場合はオーナーや管理会社が修理を行いますので、破損が発覚したらすぐにオーナーや管理会社へ連絡し、修理依頼を行いましょう。経年劣化などであれば基本的にはオーナーや管理会社が費用を負担して修理を行ってくれます。ただし、わざと壊してしまったり、注意不足などで壊してしまった場合にはオーナーや管理会社が修理費用を負担してくれない場合もあるため、故意過失による破損には注意をしましょう。

また、加入している家財保険によっては家具家電の故障修理に対応できる場合があります。万が一に備えて事前に加入している保険の補償内容を確認しておくと安心です。

家具家電付き物件は家具家電が設置されている点が魅力的な物件ですが、設置されている家具家電の使い勝手が自分にとって良くない場合があります。例えば、自炊をする人にとっては小さすぎる冷蔵庫は使い勝手が悪く、日常のストレスになってしまうことがあります。そのため、契約前に物件を内見して設置されている家具家電の使い勝手を確認しておくとその後の生活も安心です。

家具家電付き物件に入居しても、物件に設置されている家具家電が少ない場合があります。その場合は別途費用を支払えば、自分の希望する家具家電をオプションとして設置してもらえることがあります。管理会社が設置してくれる場合もあれば、家具家電レンタル業者に依頼をする場合もあります。もし不足している家具家電がある場合は家具家電レンタルを検討するのも一つの手です。

家具家電レンタルは普通の物件でもレンタルできますので、家具家電付き物件に住みたいけど空きがないという方にもおすすめです。

今回は家具家電付き物件についてご紹介しました。家具家電付き物件にはメリットデメリットが存在し、家具家電付き物件を選ぶかどうかはライフスタイルや自分の希望条件によって異なってきますので、メリットデメリットを把握した上でお部屋探しを行うことをおすすめします。

リロの不動産の仲介店舗では、様々な物件をたくさん取り扱いしており、お客様一人一人のライフスタイルに合わせた物件をご紹介していますので、ぜひリロの不動産にご相談ください。不動産のプロたちが皆さんの不安を解消し、お客様それぞれの希望や条件に合わせてお部屋紹介を行いますので、不安なことや心配なことなどなんでもご相談ください。きっとご満足できるお部屋をご紹介します。

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この記事を書いた人

リロの不動産 編集室

リロの不動産 編集室

『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。

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