お部屋探しの豆知識

お部屋探しの譲れない条件と妥協できる点ってどんなものがあるんだろう?

2023.05.12

お部屋探しをする際、自分の中で譲れない条件ってありますよね。
ポータルサイトを見ていると物件がたくさんあり、どのお部屋がいいか目移りして、悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、お部屋探しが初めての方はどのような条件を設定すればいいか悩れる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、実際にお部屋探しを行った方が妥協しても問題なかった条件や設備、逆に妥協しない方が良かった条件・設備をアットホーム株式会社が行った「住まい探しの妥協ライン調査~賃貸辺~」を参考にしながら、ご紹介します。

アンケート

今回、不動産情報サイトを運営しているアットホーム株式会社が賃貸物件契約を行った18~50歳の男女400名を対象にアンケートの実施を参考にしています。

アンケート調査概要(抜粋)

 ■調査対象/過去2年以内(2020年10月以降)に住まいを探し、賃貸物件を契約した18~50歳男女400名
  ・学生シングル[学生一人暮らし] 100名
  ・社会人シングル[社会人一人暮らし] 100名
  ・カップル[二人暮らし(カップル・夫婦)] 100名
  ・ファミリー[3人以上の家族] 100名
 ■調査方法/インターネットによるアンケート調査
 ■調査期間/2022年11月1日(火)~11月4日(金)

調査内容・結果(抜粋)

・家賃の妥協ライン⇒予算の1.1倍まで妥協できる
多くの方は大体予算通り、もしくは少しの値上げまでは妥協ができるようです。
また、他の希望条件に合致した場合、家賃条件を変更する場合もあるようです。
家賃は毎月支払いが発生するため、無理なく生活できる範囲の上限にされる方が多く、上限変更も慎重になる方が多い印象です。

・初期費用の妥協ライン⇒予算の2.0倍まで妥協できる
初期費用はなんと、予算の2倍まで妥協できるという結果でした。
お引っ越しに慣れていない方などは初期費用の相場が分からず、実際より安い想定をしており、予算の妥協ラインが上がったのが想定されます。
また、初期費用は家賃と違い、1回きりの支払いのため、妥協しやすいようです。

・築年数の妥協ライン⇒当初より10.2年古くても妥協できる
なんと10.2年も古くても妥協できるという結果が出ました。
こちらは「掃除を頑張ったら思ったより快適だったから(ファミリー)」という回答がありました。
また、お部屋を実際に見てみると築年数から想像していたより綺麗だったり、リノベーションされているお部屋を契約したりで、当初想定していた築年数より古くても妥協する方が多いようです。

・お部屋の広さの妥協ライン⇒当初より7.1㎡狭くても妥協できる
お部屋の広さに関しては7.1㎡、約4畳分狭くても妥協できるという結果でした。
実際にお部屋を見れたことで想定よりも広いと感じることが多く、予算内で収まるよう、想定よりも広さが狭くなってもいいと考える人がいるようです。
確かに、自分が問題ないと思える広さであれば、他の希望条件を優先したほうが満足のいくお部屋を見つけることができますね。

・最寄り駅までの徒歩分数の妥協ライン⇒当初より9.3分遠くても妥協できる
通勤・通学時間も9.3分妥協できるという結果でした。
駅から遠い物件ほど設備が充実していたり、築浅であっても賃料は安くなる傾向があるため、その他の条件を優先したい方は最寄り駅を妥協するのがおすすめです。
また、テレワーク等で出社が減った方も、最寄り駅までの距離よりも他の条件を優先すると気に入ったお部屋に住めるためおすすめです。

・通勤・通学時間の妥協ライン⇒当初より19分遠くても妥協できる
最寄り駅までの距離も想定より遠くても妥協できる方が多かったです。こちらは「通勤中に読書などができるから(社会人シングル)」という回答のように、電車やバス乗車中に読書やネットサーフィンを楽しむなど時間を有効活用するのがおすすめです。

家賃、初期費用、築年数、お部屋の広さ、最寄り駅までの距離、通勤時間はお部屋探しをする際に、絶対に外せない条件となっています。
そのため、当初よりも条件を緩め、妥協をしている方が多いようです。

引用元:アットホーム株式会社「住まい探しの妥協ライン調査~賃貸編~」(https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/dakyou-chintai-202302/)

次にその他に妥協した条件についてみていきましょう。

妥協したお部屋探し条件

妥協したお部屋探しの条件は、建物構造が20.8%、次いで日当たり・風通しが良い20.5%階数が20.0%とこれらの条件は5人に1人が妥協しており、その半数以上が妥協しても「問題なかった」という回答でした。

妥協した理由は、
「最近の築浅物件は木造でもそこまで生活音が響かないから(カップル)」「災害に強い地区なので木造でも問題ないと感じたから(社会人シングル)」建物構造
「除湿機を買えば問題なかった(学生シングル)」「日当たりが影響する時間は大体学校に行っているから問題なかった(学生シングル)」日当たり・風通しが良い
「セキュリティーがしっかりしていれば問題ないから(社会人シングル)」階数
等が挙げられていました。

また、「妥協して後悔している」割合が最も少なかったのは入居時期で9.3%次にマンションかアパートかが10.8%でした。

1月~3月は引っ越し希望者が多いため、満足のいく内見ができなかったり、希望のお部屋に入居できなかったりする場合がありますが、6月などは比較的落ち着いた時期なので、気に入った物件の内見がしやすくなります
引っ越し期日が近くない方は入居時期の条件を緩めるのもおすすめです。
また、最近のアパートは設備が充実しているので、あえてマンションかアパートかの条件を設定してお部屋の候補を狭める必要はないかもしれませんね。

引用元:アットホーム株式会社「住まい探しの妥協ライン調査~賃貸編~」(https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/dakyou-chintai-202302/)

続けて妥協した設備について確認しましょう。

妥協した設備の最多は?

妥協した設備の最多はなんとオートロックで14.5%でした。
オートロックは近年人気のある設備ですが、意外にも妥協した方が多く、妥協した人の8割は「妥協しても問題なかった」との回答でした。
実際に妥協した理由として「鍵をかけ忘れないようにすれば問題ないから(ファミリー)」という回答が挙げられていました。
オートロックがついている物件は少なく、賃料も高い傾向にあります。鍵をかけるのを習慣付けたり、TVモニターホンで来客者を確認したりすることで、オートロックが無くとも防犯対策ができるため、妥協できる設備と判断されたと考えられます

次に、2口以上コンロ13.8%洗面所独立宅配ボックス13.5%でした。
どれも人気のある設備ですが、意外にも妥協する人が多く、実際に妥協した方も「妥協しても問題なかった」と答えている方が半数以上いました。

2口以上コンロは料理を日常的にしない方たちが妥協していることが多く、宅配ボックス「配達時は時間指定をしてもらえば大丈夫」という意見がみられました。
どの設備もあると便利ですが、生活スタイルによっては絶対に必要ではないという考えから妥協している人が多い印象です。
お部屋探しの際にご自身のライフスタイルを振り返って、条件設定をすると、選べるお部屋が広がることもあるのでおすすめです。

最後に、妥協して後悔した方が多かったのは防音設備でした。
近年、テレワークやオンライン授業など家で過ごす人が増えたことで、家の快適さが以前よりも重要視されるようになったのが背景にあるようです。
確かにその他の条件は工夫次第では快適に過ごすことができますが、防音設備は自分では改善するのが難しいため、慎重になる方が多いのかもしれません。

引用元:アットホーム株式会社「住まい探しの妥協ライン調査~賃貸編~」(https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/dakyou-chintai-202302/)

お部屋探しはリロの不動産にお任せください

今回は実際にお引っ越しをした方の妥協した条件とその理由をご紹介しました。
なぜ、それぞれの条件が必要か?を実際に部屋を見に行った際に再度確認し、ご自身のライフスタイルを振り返って譲れない条件と妥協しても良い条件の取捨選択を行うのが大事でした。

リロの不動産の仲介店舗では、不動産のプロたちが皆さんの不安を解消し、お客様それぞれの希望や条件に合わせてお部屋紹介を行いますので、不安なことや心配なことなどなんでもご相談ください。
きっとご満足できるお部屋をご紹介します。

下記店舗ページより、各店へお問い合わせ頂けます。
お近くの店舗をご確認頂き、お気軽にお部屋探しをご依頼ください。

お部屋探しはリロの不動産にお任せ下さい。
皆さまのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしています。

出典:アットホーム株式会社「住まい探しの妥協ライン調査~賃貸編~」 2023年2月21日更新(最終閲覧日:2023年5月8日)
https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/dakyou-chintai-202302/

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この記事を書いた人

リロの不動産 編集室

リロの不動産 編集室

『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。

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