お部屋探しの豆知識

お得に賃貸物件に入居する方法!?フリーレントとは?

2024.08.17

引っ越しをする際、初期費用は必ず支払う必要がありますが、大きな金額になることがほとんどで用意するのが大変なため、多くの方はなるべく初期費用を抑えたいと考えるのではないでしょうか?

そこで今回は初期費用を抑えることができる「フリーレント」という制度についてご紹介します。
フリーレントの基本的な内容だけでなく、メリット・デメリット、契約時の注意点まで詳しくご紹介します。

フリーレントとは、一定期間の家賃が無料になる制度のことで、契約時に適用されます。
フリーレントは2010年代頃から広まった制度ですが、今では大手ポータルサイトにも部屋探し条件の項目として設定されているほど有名な制度になりました。

フリーレント期間に特に定めはなく、物件や契約ごとに異なります。一般的に1カ月~3カ月をフリーレント期間とすることが多いです。

例えば、家賃8万円の物件で2カ月分のフリーレントを利用すると、初期費用から16万円相当も本来の支払額から安くなり、引っ越し費用や新生活のための資金を節約することができます。入居者にとって大変魅力的でありがたい制度です。

初期費用が安くなるため入居者にとって魅力的なフリーレントですが、オーナーはその期間の家賃を得られないため、オーナーにとってデメリットな制度のように感じられます。
しかし、実はオーナーにとっても魅力的な制度です。
フリーレントを利用して入居者募集を行うことで、なかなか埋まらない物件でも家賃を下げずに空室を埋めることができます。そのため、物件価値を落とさずに満室経営を実現することができるため、オーナーにとっても魅力的な制度です。

フリーレントの対象になる費用は基本的に 家賃 のみです。
そのため、共益費や管理費、駐車場代、月額保証料などはフリーレント期間中であっても支払う必要があります。
共益費や駐車場代が家賃に含まれており、契約書上は家賃以外は毎月の支払いがない物件があります。その場合はもちろんフリーレント期間中は家賃支払いが免除されるため、何も支払わなくて大丈夫です。

また、契約や物件次第では、家賃以外の共益費や駐車場代などもろもろの費用もすべてフリーレントにしてくれる場合があります。初めから家賃とそれ以外の費用もフリーレントにすると設定されている物件もあれば、交渉によってそれ以外の費用もフリーレントにする場合もあります。

物件や契約条件によってフリーレントの内容が異なるため、フリーレントのついている物件を検討する際は、家賃だけでなく、その他の費用もフリーレントになるか確認することが必要です。フリーレントの内容は物件情報だけではわかりにくいため、契約前に不動産会社のスタッフに尋ねておくと安心です。

Point!
敷金・礼金は家賃と使用目的が違う初期費用のため、どちらもフリーレントの対象には含まれません。 あくまでもフリーレントは家賃など毎月費用をの値引きをする制度だと理解しておきましょう。

フリーレントを利用する際のメリット・デメリットはどのようなことがあげられるでしょうか?

フリーレントを利用すると1カ月~3カ月分の家賃が無料になり、初期費用を大幅に抑えることができます。フリーレントは家賃が高い物件であればあるほど、費用を抑えることができ、お得になります。
初期費用を抑えて引っ越しをしたい方にとって大変メリットです。

通常、旧居を退去する前に新居の契約を開始することが多く、旧居と新居の家賃支払いがかぶってしまう期間が発生し、二重で家賃を支払わなければなりません。そのため、少しでも二重家賃の支払いを避けようと旧居の退去と新居の入居開始期間をあまりかぶらせないようにすることが多く、そのせいでバタバタとした引っ越しになることも少なくありません。
しかし、フリーレントを利用すると新居の家賃が一定期間無料なため、この二重家賃の支払いを避けることができます。費用面だけでなく、焦らずゆっくりと引っ越しの手続きができるのも大変メリットといえます。

フリーレントを利用すると、入居後一定期間内に解約による短期解約違約金が設定されることがあります。オーナーとしては入居者に長く住んでもらうことを目的に、最初の数か月間の家賃を無料にしているため、短期で引っ越しをされると困ってしまうという事情から短期解約違約金が設定されるようです。

短期解約金は家賃の1~2カ月分を請求されることが多いですが、短期解約金とは別でフリーレントで無料になった費用も請求される場合もあります。

長期で入居する予定の方は問題ありませんが、頻繁に引っ越しをする方や転勤の多い方の場合、フリーレントで安くなった費用以上に解約金が高くなる場合があるため注意が必要です。

フリーレントが設定されている物件数は少ないため、選べる物件数も必然的に少なくなり、選択肢が限られてしまいます。
元々、フリーレントが設定される物件はなかなか埋まらない物件などが多く、その中から気に入る物件を探すとなると対象がとても少なくなってしまいます。

物件を妥協したくない方はフリーレントがついていない物件も候補に入れるのをおすすめします。

フリーレントは費用面において大きなメリットがありますが、短期解約違約金や対象物件数が少ないなど契約においてデメリットとなる面があります。

フリーレントは費用面において大きなメリットがあるため、フリーレントを利用したい方は多いと思います。
自分がお申し込みを検討している物件がある場合、交渉してフリーレントを適応してもらうことは可能なのでしょうか?もし可能な場合、どのタイミングで、どのような物件なら交渉しやすいのでしょうか?

まず結論から言うと、フリーレントの交渉は可能です。しかし、全ての物件で交渉が成立するわけではありません。

フリーレントは一定期間の家賃が無料になりますが、その期間、オーナーの家賃収入は途絶えてしまうため、オーナーにとってはあまり喜ばしいものではありません。とはいえ、空室が埋まらないことには家賃収入は入ってこないので、空室期間がずっと続くよりは、一定期間の家賃が無料になってでも入居者が入ってくれた方が結果的にみてオーナーにとってはよい結果となります。

そのため、築年数が古かったり、駅から遠かったりするあまり人気のない物件で長期間空室の場合は、フリーレントの交渉がしやすく、成立もしやすいです。
また、不動産業界の閑散期である4月から8月、および11月は、物件の動きが鈍く、入居希望者も少ないため、この時期に空いている物件はフリーレントの交渉がしやすい傾向があります。

一方、駅近、築浅などの人気物件は需要が高く、フリーレントの交渉が難しいです。繫忙期である12月から3月、および9月から10月も、新生活や転勤のシーズンであり、物件がすぐに決まるためフリーレントの交渉は難しいです。

フリーレントを交渉したい場合は、

・築古
・駅から遠い
・空室期間が長い

などの条件がある物件をおすすめします。

今回はフリーレントのメリット・デメリット、契約時の注意点、交渉方法について解説しました。フリーレントは費用面において大きなメリットがあり、大変魅力的な制度です。フリーレントの利用できる物件をお探しの場合はリロの不動産にお任せください。もちろん、フリーレント物件以外の物件も多数取り揃えていますので、ご希望条件をお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人

リロの不動産 編集室

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『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。

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