お部屋探しの豆知識
卒業式の歴史と卒業シーズンにお部屋探しをするポイントをご紹介!
2025.03.17

3月は卒業シーズンのため、各校で卒業式が開催されますが、日本以外の国では卒業式の時期や内容が異なるようです。
そこで今回は日本の卒業式の歴史や特徴をご紹介します!
また、すでに卒業式を終え、新生活の準備を開始される方に向け、卒業シーズンのお部屋探しのポイントをご紹介します。
目次
卒業式とは?

卒業式は学業が修了した際に行われる式典のことで、日本では一般的に小学校、中学校、高校、大学などの各学校でそれぞれ行われます。
始業式や終業式と同様に学校行事の1つである卒業式ですが、学生にとっては今までの学生生活を振り返る中で自身の成長を感じ、支えてくれた家族や先生、そして友達に感謝の気持ちを伝える場となるため、他の行事に比べて思い入れが深くなりがちです。そのため、学校生活の思い出として卒業式が記憶に残っている人は多いようです。
特に、高校の卒業式は、大学や専門学校に進学するだけでなく、社会人になるため最後の卒業式となる方もいるため、学生生活の終わりを実感しやすいです。様々な道に新たな一歩を踏み出すために卒業式は学生にとって重要な行事となっています。
日本と海外の卒業式の違い

日本では3月に各学校で卒業式が行われますが、実は海外では日本の卒業式と異なる点がいくつかあります。
①開催時期
日本では一般的に3月ごろに行われることが多い卒業式ですが、実は3月に卒業式を行う国は少なく、欧米諸国や中国などは5~7月の間に卒業式をすることが多いです。
明治政府がフランスの教育制度を参考にして全国に学校を設置し、国民に初等教育を普及させることを目的とした「学制」を整えたことから、当初はフランス同様9月入学を導入していました。しかし、官庁や企業の会計年度が4月1日から翌年の3月31日までになったことから、4月入学に変遷していき、合わせて卒業式も3月に変わったといわれています。
また、「学制」の始まった明治時代は、ほとんどの国民が農業を営んでおり、9月は米の収穫が始まる時期でもあったため、9月入学だと入学と農作業が重なり、学業がおろそかになるという面からも4月入学の3月卒業は都合がよかったようです。
②卒業式を行う学校
日本では小学校、中学校、高校、大学の各学校で卒業式を行いますが、各学校で卒業式を行うのは日本と韓国だけです。
他の国では卒業式は学位を授与できる大学だけで行うセレモニーという位置づけです。義務教育期間中の修了について特別なセレモニーを行う国は少ないようです。フランスやドイツでは公的試験の認定によって高校の過程修了を認定し、高校卒業や大学進学資格を取得します。学生によって過程修了時期が異なるため、高校卒業という概念がなく、卒業式も行われません。
③卒業式の意味
日本と海外どちらも卒業式は「学業を修了した際の式典」という認識ですが、日本では学業を終了する際にお世話になった方への感謝を伝える場でありつつ、苦楽を共にした友達と離れる別れの場でもあり、「涙」や「感動」、「別れ」のイメージがつきものです。実際に卒業生代表挨拶では感謝の気持ちを伝え、校歌以外の卒業式ソングを卒業生が歌う学校もあり、式の途中で涙を流す学生や保護者も多いのではないでしょうか。
しかし、海外では先述したように大学以外では卒業という概念がない国もあり、大学も「学位授与式」の認識が強いようです。大学は卒業セレモニーを行う国や学校はありますが、日本とは違い、自分の学んできた学問をしっかりと修了できた晴れやかな希望に満ちた「新たなスタート」の場として位置づけられているため、ほとんどの学生は笑顔で参加します。
卒業式は日本の場合、学業の修了だけでなく、修了するまでに関わった人への感謝を伝えることができる、自分と他者のための場で、海外は自分の学んできたことを証明する場となっています。
日本で初めての卒業式

日本で初めての卒業式は、1876年6月29日に行われた陸軍戸山学校の卒業式です。当時は卒業式という概念がなく、進級試験に合格すると試験修了が認められ、卒業証書を授与しており、現代のフランスやドイツのような卒業体制でした。
日本で初めての卒業式である陸軍戸山学校の卒業式は、現在のような華やかなものではなく簡素なもので、学校を修了した証として行われました。式の形式もまだ確立されていなかったため、教育の成果発表という側面が強く、体操や弁論などが行われていたようです。
その後の明治20年代には現代の小学校である師範学校で、演説、答辞、祝辞、理化学試験、作文朗読、証書授与、唱歌(ピアノ伴奏)を盛り込んだ初めての卒業式が行われ、現代の卒業式の原型ができました。それからは各地の学校に同様の形式の卒業式が徐々に広まっていき、今の卒業式の形になりました。
卒業式に合わせた引っ越し準備について
卒業式は学業修了を祝う晴れやかな場でありつつ学生時代の終わりを告げる式典でもあります。
特に高校や大学の卒業式の後には、進学や就職などによる引っ越しが必要になることもあり、生活環境が大きく変わることが多いです。新生活の準備は思っている以上に時間と労力がかかるため、計画的に引っ越し準備を進め、スムーズに新生活をスタートしましょう!
引っ越し先の選定
卒業式後は引っ越しシーズンのため賃貸物件が埋まりやすい時期です。そのため、受験が終わり、進学先や就職先が卒業式前に決まっている方は、卒業式より前にお部屋探しを開始し、お申し込みまで済ませておくと安心です。
卒業式後に合格発表があり進学先が未定の場合でも、卒業式前に仮押さえを行うことができ、合格発表後に契約ができるという物件がある場合もあります。リロの不動産でも、合格発表前のお部屋探しであることを店舗スタッフにお伝えいただきましたら、仮押さえが可能な物件をご紹介いたします。
お部屋探しの際は早めに動くほど希望の物件に入居できる可能性が上がります。ぜひ卒業式前にお部屋探しの相談をしてみてください。
引っ越し準備のタイミング
卒業式後に引っ越しを予定している場合、早めに準備を始めましょう。
引っ越し業者の手配、新生活に必要な家具や家電の購入、住所変更の手続きなど、卒業後すぐに対応すべきことが多くあります。卒業式が終わる前に準備を進めておくことで、気持ちの余裕を持って新生活のスタートを迎えることができます。
また、卒業式後は引っ越しシーズンのピークとも重なるため、引っ越し業者の予約が難しくなることが予想されます。混雑を避けるためにも、早めに計画を立て、優先順位を決めて行動することが重要です。
引っ越し業者の選定と予約
卒業式後は引っ越しシーズンと重なるため、引っ越し費用がかさみがちです。
一人暮らしを始める人の場合、荷物が少なくて済む単身向けのパックプランや、時間はかかる分安くなる船便プランを利用するとお得になることがあります。
引っ越し業者の予約は引っ越し先を決めてからでないと料金が確定しないことがあるため、早めに部屋を決めることが重要です。
部屋が決まったらなるべく早く問い合わせをしましょう。引っ越しが3月下旬の引っ越しシーズンのピークであっても、予約をした日が1月など早い時期だと、希望の日時を予約できたり、料金が安くなったりすることがあるからです。
新居の確認と手続き
新居の周辺環境や公共交通機関のアクセスなどを事前にチェックしておくと、引っ越し後に困ることがありません。
最近はインターネットのマップ機能で写真や動画で目的地の周辺環境を詳細に確認できるのでそちらを活用するのもおすすめです。
さらに、引っ越しに関連する手続きも確認しておきましょう。
住所変更や公共料金の開設・移転手続きなど、引っ越し後に必要な手続きを事前に準備しておくことで、新生活を無理なくスタートすることができます。
お部屋探しはリロの不動産にお任せください

今回は、日本の卒業式の特徴卒業後の引っ越しに向けた準備についてお伝えしました。
卒業式は学生生活の集大成であり、卒業後にはいよいよ新しい生活が始まります。
新たなステージへの一歩を踏み出す皆さんを、私たち「リロの不動産」は心から応援しています。新生活が素晴らしいものになるよう、全力でサポートさせていただきますので、ぜひお任せください!
リロの不動産では、お客様のご希望に合わせた物件をご提案し、スムーズに引っ越しができるようお手伝いをいたします。まずは気軽にお問い合わせください。
ご希望の条件にぴったりの物件を一緒に見つけましょう。
下記店舗ページボタンより、各店へお問い合わせ頂けます。お近くの店舗をご確認頂き、お気軽にお部屋探しをご依頼ください。
お客様のご希望条件に合わせたお部屋をご紹介致します。
ご希望に沿ったお部屋がきっと見つかります。お部屋探しのことは「リロの不動産」にお任せ下さい。

この記事を書いた人
リロの不動産 編集室
リロの不動産 編集室
『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。