お部屋探しの豆知識

一人暮らしの固定費は毎月いくらくらい?固定費の内訳について解説!

2023.11.17

一人暮らしを初めてする場合、毎月の支出はどのくらいなのか予測ができず、不安な方もいるのではないでしょうか?毎月の支出を確認するには、どのような固定費が発生するかを把握しておく必要があります。

そこで今回は、毎月の固定費の内訳についてご紹介します!
固定費はライフスタイルなどによって大きく左右されることが多いため、あくまで参考として読み進めて頂けますと幸いです。

代表的な固定費

一般的な固定費は下記の通りです。

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 食費
  • 交通費
  • 交際費
  • 娯楽費

この他にも車などのローンや奨学金、保険などの支払いが発生する場合もあります。その場合はこれらの費用も含めた金額を毎月の固定費として考えます。

では、次にそれぞれの費用の詳細と目安金額について解説していきます。

固定費詳細

今回は都内の1人暮らしを想定した場合の費用詳細について解説していきます。

家賃は毎月の固定費の中でも大きな部分を占めるため、物件を選ぶ際は慎重に選ぶ必要があります。

家賃は収入の3分の1程度が目安といわれています。例えば、手取り月収が20万円の場合は約6万7千円が目安になります。理想の家を求めるあまり、収入の3分の1よりも高い家賃にしてしまうと後々の生活が厳しくなりがちです。しかし、あまりに安い物件を選びすぎると、住環境や生活の質が犠牲になることもあります。

家賃は重要ですがそれ以外にも立地や設備、築年数等の条件も鑑みる必要があります。一般的に都市部や駅近、築浅物件は家賃が高くなる傾向があります。希望条件と照らし合わせながら、家賃が収入の3分の1に収まる、希望物件を探しましょう。
どうしても収入の3分の1に収まらない場合は、自炊を増やして食費を減らしたり、交通費の不要な距離に引越すなど、他の固定費を減らして浮いた費用を家賃に回すという方法もあります。

家賃を決める際には、これらの注意点を踏まえて、無理のない家賃で物件を選びましょう。

水道光熱費 目安金額:8,000円~14,000円

水道 2,000~3,000円

水道光熱費は地域によって大きく差が出る費用になります。

例えば、水道代に含まれている「下水道料金」が発生する地域と発生しない地域があります。
下水道料金」とは、使用した水を浄化するために下水道を通るための使用料として発生します。蛇口をひねってでる水の使用料は「上水道料金」として請求されます。「上水道料金」はどの地域でも請求されます。

「下水道料金」は下水道が通っている地域しか発生しませんので、下水道がない地域は支払う必要はありません。しかし、下水道が通っていない地域は下水道の代わりに「浄化槽代」を支払う必要があることがあります。「浄化槽代」とは水を浄化する浄化槽の使用料として発生します。この「浄化槽代」は賃貸物件によって異なるため、「浄化槽代」が発生するのか、発生する場合はいくらなのかを確認しておきましょう。

ガス 2,000円~5,000円

ガス代も都市ガスなのかプロパンガスなのかによって大きく差が出ます。都市ガスは供給エリアが限られますが、プロパンガスよりも値段が安くプロパンガスは火力が高い代わりに、都市ガスよりも費用が高いのが特徴です。プロパンガスの費用はガス会社によって異なるため、一概にいくらとは言えませんが、同じ使用量でもプロパンガスは都市ガスよりも2倍ほど費用が掛かると言われています。

そのため、固定費を少しでも減らしたい方は都市ガス物件を契約するのがおすすめです。

電気代 4,000円~6,000円

電気代は2016年に始まった電力自由化の影響で、各電力会社によって基本利用料が異なりますが、一般的な一人暮らしの場合、1ヵ月の電気代は4,000円~6,000円程度です。

電気代は季節によって大きく値段が左右されます。暖房を利用する冬は他の季節よりも電気代が上がることが多かったのですが、最近はテレワークや猛暑の影響で他の季節も電気代が上がりやすくなっているようです。また、オール電化物件やIHコンロ物件も電気の使用量が多くなるため、電気代が高くなる傾向があります。しかし、オール電化物件やIHコンロ物件はその分ガス使用量が減り、ガス代が安くなるなどのメリットがあります。

通信費(携帯電話使用料含) 目安金額:5,000円~10,000円

通信費とはインターネット使用料のことで、今回は携帯使用料も含めて費用を計算しています。

IT社会といわれる昨今、インターネットは私たちの生活になくてはならない存在となっています。そのため、インターネット回線契約を自宅にひいている人も多いのではないでしょうか?インターネット回線を契約していなくても、携帯電話でインターネットを利用している方もいるかと思います。

回線速度や建物のタイプなどによって契約プランが変わりますが、一般的なインターネット回線の月額利用料は3,000円~5,000円程度です。携帯電話の使用料金も以前よりも安くなっていることが多く、機体代などを除けば5,000円程度になることも多いです。

食費 目安金額:20,000円~60,000円

食費はライフスタイルに大きく左右されます。外食や総菜を買うことが多い人は固定費の内、食費が占める割合が大きくなりますし、自炊を頻繁にする人は食費があまりかかりません。
例えば、昼食と夕食を毎日外食や総菜で済ませる場合、1食あたり1,000円として計算すると、

1,000円×2食(昼食・夕食)×30日=60,000円

食費だけで60,000円になります
しかし、昼食はお弁当、夕食は自炊を行う場合、1食あたり500円の材料費で済ませるようにすると、

500円×2食(昼食・夕食)×30日=30,000円

自炊の場合、外食の半額である30,000円です。節約をしたい方には自炊の方がおすすめですね!

交通費 目安金額:10,000円~20,000円

交通費は学校や職場からどのくらいの距離に住んでいるかに大きく左右されます。徒歩や自転車で通える距離に住んでいる場合は交通費はかかりませんが、電車や車に乗らないといけない場合は交通費がかかってしまいます。

電車やバスでの通勤・通学の場合は半年分や1年間分などまとまった期間の定期券を購入する方がお得になるため、まとめて購入する方が多いかと思います。
自家用車通勤の場合は、月のガソリン代を交通費としてみます。ガソリン代は物価に影響されてしまうため、大変ですが、10,000円~20,000円で収まるようにしておくと他の生活費を圧迫しないです。

交際費・娯楽費 目安金額:10,000円~30,000円

交際費とは友人知人との出かけたり食事したりする費用娯楽費とは自分の趣味等に使う費用です。交際費も娯楽費もライフスタイルによってかかってくる費用が異なります。また、予定が多い月などは費用がかさんでしまうこともあり得るため、交際費・娯楽費は毎月定額を積み立てておき、利用したい月に合わせて使用するのがおすすめです。

たとえば、予定が全くない月は決めていた額を貯金しておき、年末年始など友人との外出が増えそうな時期に繰り越していた分と当月分を利用することで他の固定費を減らさずに無理なく交際費・娯楽費を支出することが可能です。

毎月かかってくる固定費の代表例をご紹介しました。

このほかにも奨学金やローンの支払いなど、別の費用が発生する方はその費用も含めて毎月の固定費を算出し、一人暮らしのシミュレーションをしてみましょう。今回ご紹介した固定費と月額費用はあくまでも一例となっています。固定費は地域やライフスタイルに大きく左右されますので、この記事を参考にしつつ、ご自身の状況に当てはめながら、固定費を計算してみてください。

固定費の節約方法

先ほど固定費の一例をご紹介しましたが、思ったよりも費用がかかると思われた方もいるのではないでしょうか?

そこで、一人暮らしでできる節約術をいくつかご紹介致します。

お部屋探し条件の見直し

先述したように家賃は固定費の大部分を占めます。そのため、家賃を安く抑えることができれば、生活に余裕が生まれます。

家賃は、築浅、設備充実、駅近、都心部などの条件で費用が上がりやすいです。そのため、自分の妥協点を見つけることが家賃を下げるために重要です。
例えば、築年数は経っていてもリノベーションしていればOK、駅から遠いけど築年数は浅い方が大事、など条件の優先順位をつけると家賃が最初の想定よりも安くなりやすいです。

また、交通費が会社から支給される場合は、会社から少し離れたエリアに家を借りることもおすすめです。会社のあるエリアは都市部であることが多く、家賃が高い傾向にあります。そのため、家賃が安いエリアに引越すことで家賃を抑えることができます。会社から離れてはしまいますが、交通費も支給されるため、交通費と家賃の浮いた分を交友費や娯楽費にお金をかけたり、貯金に回したりすることができ、おすすめです。

自炊をする

先述しましたが自炊は外食よりも費用が掛かりません。

そのため、自炊ができる方は自炊をおすすめします。しかし、自炊をする場合、鍋や包丁などの調理器具や調味料などを準備するため、最初はまとまった費用がかかります。また、食材の量が多いため、1回で使い切れない場合は頻繁に自炊をしないと食材が腐ってしまうこともあります。そのため、場合によっては外食の方が安く済む場合があり、注意が必要です。また、自炊は時間的余裕も必要です。

しかし、継続的に自炊を行えば外食よりも断然安くなるため、節約をしたい人にはおすすめです。

インターネット無料物件に住む

通信費も毎月の固定費に含まれているため、インターネット無料物件に住むことで通信費相当分を毎月節約できます。テレワーク等で家にいることが多い方は、家にいる間はWi-Fiを利用することで携帯電話のインターネット通信量を減らすことができ、携帯電話の通信料も節約できるためおすすめです。

リロの不動産ではインターネット無料物件を多数ご紹介していますのでお気軽にお問い合わせください。

今回は毎月の固定費とその節約方法についてご紹介しました。今回ご紹介した内容はあくまでも一例となっており、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。固定費の内訳や金額はご自身のライフスタイルによって変わりますので、今回の記事を参考にしつつ、それぞれの固定費を算出してみてください。

リロの不動産の仲介店舗では、様々な物件をたくさん取り扱いしており、お客様一人一人のライフスタイルに合わせた物件をご紹介します。初めての一人暮らしでお部屋探しに悩まれた場合は是非、リロの不動産にご相談ください。不動産のプロたちが皆さんの不安を解消し、お客様それぞれの希望や条件に合わせてお部屋紹介を行いますので、不安なことや心配なことなどなんでもご相談ください。きっとご満足できるお部屋をご紹介します。

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皆さまのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしています。

出典:全国賃貸新聞社「入居者に人気の設備ランキング」 2023年10月16日発行週刊新聞

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この記事を書いた人

リロの不動産 編集室

リロの不動産 編集室

『お住いをお探しの方』『不動産投資がハジメテの方』『賃貸経営をしている方』を対象に、「お部屋探しと不動産」にお役に立つ内容を中立的な視点でお伝えします。住む人も、貸す人も『遊ぶように暮らす』ライフスタイルが実現できるように活動しています。

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