終活に向けた資産整理。その第一歩としてアパートを売却するケース
2023.08.29- 物件種別
- 1棟アパート
- エリア
- 埼玉県さいたま市
- 建物構造
- W構造(木造)
- 敷地面積
- 127.49㎡
- 建物面積
- 149.04㎡
- 建蔽率
- 60%
- 容積率
- 200%
- 成約までの期間
- 10ケ月
改善事例の詳細
- 対策
- ずっと当社で管理をさせてもらっていたアパート。 終活の第1歩としてアパートの売却を検討したいと相談がありました。 まったく知らないお客様に買って頂くより、当社とお付き合いがあり、物件を大切に扱てくれるお客様を探して欲しいというご要望に応えるため、当社のアパートオーナーへ売込みを開始。 少し時間は掛かりましたが無事成約になりました
- コメント
終活のお手伝いをさせて頂きました。 これまでずっと当社へ管理をお任せいただいていた都内にお住まいのオーナー様のお話になります。
さいたま市以外にも数棟の賃貸物件をお持ちなのですが、オーナー様が抱く賃貸経営の目的と相続人となる方々の想いがすれ違うこともあります。
奥様やお子様たちに「賃貸物件を処分しておいて欲しい」と言わてしまった。。。と 寂しそうに当社へご来店されました。
ご主人様は良かれと思ってこれまで賃貸経営をしてこられたのですが、 一定の専門性を要する賃貸経営では、心の準備が何も準備できていないご家族がいらっしゃる場合、 近年では相続予定人であるお子様たちに同様の事を言われるご家庭も多くなっているのも事実です。
お子様たちの言い分もわかりますが、、でもやっぱり寂しい感じがします。。。
という事で、今回のオーナー様はご自宅から一番遠い「さいたま市見沼区」にあるこのアパートの売却を決意。
当然のことですが、「終活とは言え投げ売りはしたくない!」とのオーダーです。
出来る限りの高値で募集スタート!
さらには、「当社とお付き合いがあり物件を大切にしてくれるお客様に売りたい」という要望も重なり募集当初はとても苦戦しました。
募集開始から数ケ月が経過しましたが売主様の希望する価格では買主様が現れません。
そこで売主様に対して若干の値下げをご提案しましたが以下の理由で却下されましたぁ。。。
①ご主人様からすると本心は売りたくない
②売れなくても家賃はきちんと入ってくる
③家族には売却しているアピールが出来ている
確かに、おっしゃる通りです。 売却時期に関しては余裕を見て頂いたのが功を奏し、募集開始から約10か月。 急に「モテキ」が到来。
なんと3件の申込が同時に入る緊急事態!! その中でも一番条件が良かったお客様へ寂しさが残る売却契約となりました。
売却までの経緯をご紹介します。
もともと6世帯中2世帯が空室だったところ、さらに1世帯が退去して入居率50%になってしまいました。
「このままでは、正直、募集もきついかなぁ」と思った事を覚えています。
築年数も30年経過しているので、建物を解体し更地にする案も考えましたが、 計算をすると家賃を下げても入居者を入れて売却した方が良いと最終結論を出し、 賃貸募集と売却を同時にスタートしました。
入居者様が2世帯決まった所で、当社の投資家オーナー様へ一気に売却のご案内を強化しました!
結果、複数のオーナー様より購入申込を頂く事ができ、その中でも最も条件の良いお客様へ売却を決定しました。
まず、入居率を改善させたことが今回の成功へつながったと考えています。 賃貸と売買を分業して本気で取り組んでいる当社だからこその技だったと自負しています。
終活と聞くとちょっと寂しい気持ちになりますが大切な事だと実感いたします。
特に不動産をお持ちの方は相続人がどのように考えているかを事前に確認して対策を進めないと、 良かれと思っていた事が迷惑になるなんて事もあるかもしれません。
2022年12月に政府が発表した「令和5年度税制改正大綱」においても、 年110万円の「暦年贈与」の「生前贈与加算」が7年へと延長されることになりました。
相続を出口に検討されているオーナー様は、10年単位で出口戦略を組み立て、見直しをすることをおすすめいたします。
当社は・・・ 「お客様の為の不動産屋」 「困っているお客様に喜んでもらえる不動産屋」を目指します。 不動産のことで何かお困りのことがございましたら、いつでもご用命ください。
『リロの不動産:レックス大興』 担当:横田志朗