開口部とは?
開口部とは、建物の出入口のほか、採光・通風・換気・眺望・通行を目的として、建築物の外部に面する壁や屋根に設けられたものです。主に玄関や勝手口、窓や天窓を指します。
開口部は単に「開口」とも呼ばれます。また、住宅においては、床面積に対して一定以上の開口部がなければ居室と呼ぶことができません。
開口部について
開口部は、設置する場所や目的によって、サイズや形状も異なります。主に家の採光・通風・換気・眺望・通行等の重要な役割を果たしますが、開口部そのものが外気温の影響を受けやすいため、居住空間の快適性や断熱性などを左右してしまうという懸念もあります。
また、開口部を設けることで、それらの配置の仕方や大きさによっては建物自体の強度に影響を及ぼすこともあるため、設計の際には注意が必要です。さらに、出入口として使用する開口部は、開閉に必要なスペースや開閉時の安全性なども考慮しなければなりませんし、延焼の恐れのある部分に含まれる開口部は乙種防火戸の設置が必要です。