セントラルヒーティングとは?
セントラルヒーティングとは、居室の外など建物の1か所にボイラーなどの加熱装置を設置し、そこから発生した温水、温風、蒸気などを循環パイプで各部屋へと暖気を送る集中暖房システムのことです。
「温水式」と「温風式」の2種類があり、温水式と温風式では部屋を暖めるシステムが若干異なります。
セントラルヒーティングについて
セントラルヒーティングは、エアコンやストーブのようにその部屋ひとつを暖めるのではなく、1か所で作った熱源を各部屋へ送り込み、室内と家全体を暖めるという仕組みです。熱源は1か所に集約されているため、効率よく室内と家全体を暖めることができます。また、輻射熱で暖めるので家全体の温度にムラがないことも特徴です。
前述した通り、セントラルヒーティングには以下の2種類があります。
・温水式
ボイラーで温めた温水を、建物内部に巡らせている循環パイプを通じて各部屋のパネルヒーターへ届けることで部屋を暖めます。温水式は水を媒体として熱を届けることから熱損失が少なく、大きな建物の暖房にも適しています。一般的にはセントラルヒーティングといえば温水式のことを指します。
・温風式
大型のファンヒーターのようなもので温風を発生させます。その温風を建物内に巡らせている循環パイプを通じて各部屋へ届けて暖めます。熱源は電気やガス、石油などを使います。比熱が小さく冷めやすいという特徴から小規模な建物で採用されています。