デフォルト(債務不履行)とは?
デフォルトとは、金融分野において「債務不履行」のこと、融資や債券の元利金などの支払債務が履行されないことを言います。契約上、元本や利息の支払い期日が決められている場合、その支払いが何らかの理由でできない状況に陥ることです。
不動産投資においても、経営状態が悪化し、借入金の返済ができなくなった状態をデフォルトと言います。
デフォルト(債務不履行)について
債券の元利払いや償還ができなくなるなど、債務者が故意や過失により支払債務が履行されないことをデフォルトと言います。なお、債務不履行は、履行が遅れる「履行遅延」、履行することができなくなった「履行不能」、履行したが不十分だった「不完全履行」の3種類に分類されます。
不動産ファンドの場合、ファンドは金融機関からの借入等によって資金調達を行うことができますが、金利上昇や賃料収入の減少など、当初予測できなかった状況によってファンドの収益が悪化し、デフォルト(債務不履行)に陥ることも少なくありません。デフォルトとなった場合には、ファンドが倒産したり、投資家が損失を被ったりする可能性もあります。
なお、「デフォルト」という言葉は、本来「既定」「標準」「基本」といった意味合いで使われることが多いのですが、コンピュータの初期設定、スポーツで棄権することなど他にも様々な意味合いがあります。