固定資産とは?
固定資産とは、一般的に、「1年以上の長期にわたり継続的に使用または利用するなどの目的で長期間保有する資産」のことです。
また、流通や販売を目的とせず、企業が長期間保有する資産や、1年を超えて現金化・費用化される資産のことを意味します。
固定資産について
固定資産は実体を有する事業用資産であり、具体的には「有形固定資産」「無形固定資産」「投資その他の資産」の3種類があります。
代表的な例を挙げると、備品や土地、建物、機械設備などは「有形固定資産」、法律上の権利である特許権、営業権、商標権、意匠権やソフトウェアなどは「無形固定資産」にあてはまります。また、そのどちらにもあてはまらない固定資産は、「投資その他の資産」に分類され、たとえば投資有価証券や企業が利権を目的として投資をし、長期資金の性格を有する子会社株式といった出資金や長期貸付金などが挙げられます。
なお、固定資産は「減価償却資産」と「非減価償却資産」に分類されます。減価償却資産は時間の経過によって価値が減少していく資産のことで、決算で減価償却を行う必要があります。