土地診断とは?
土地診断とは、最も適した基礎や工法を決定するために、建物を支える敷地の地盤の状態や土質などの地質調査を行うことです。
また、土地の現状だけでなく、建物を建てる前に法令上で制限のある項目がないかなどの調査も土地診断のひとつです。
土地診断について
土地の特性を活かし、適切な土地活用をプランニングする、安全な建築物を建てるためには、土地の現状や建物を建てる際の法令上の制限などを調査する「土地診断」が不可欠です。というのも、土地にはさまざまな建築制限があるからです。
アパートやマンションなどの賃貸住宅を建てるときも同様に、法令上の建築制限の範囲内で「建築確認」や「開発許可」を受けない限り、賃貸住宅を建てることはできません。なお、土地診断の調査項目は、次のとおりです。
・土地の現状の調査
土地の形状把握、登記簿上の面積(公簿面積)と一致しているかどうかの確認、隣地や道路との高低差、土壌汚染、埋設物の可能性などについても調査
・法令上の建築制限の調査
法令上の建築制限には「建ぺい率(敷地の面積に対する建築面積の割合)」や「容積率(敷地の面積に対する建物床面積の割合)」などがあります。その土地に関わる制限を調査します。
・地盤の強度の調査
建物の基礎となる地盤の強度の調査です。軟弱地盤や建築上の問題点を明らかにでき、もし軟弱な場合には地盤改良工事を実施します。
・周辺環境の調査
交通の利便性や生活関連施設の有無など、土地の周辺環境の調査も非常に重要です。