長期譲渡所得とは?
長期譲渡所得とは、土地や建物を譲渡(売却など)して得た所得のうち、土地・建物を譲渡した年の1月1日時点での所有期間が「5年を超える」ものを言います。
これに対して、譲渡した年の1月1日において所有期間が「5年以下」のものを短期譲渡所得と言います。
長期譲渡所得について
土地や建物を売ったときの譲渡所得は、前述した通り、所有期間によって「長期譲渡所得」と「短期譲渡所得」の2つに分けられ、税金の計算も別々に行います。長期譲渡所得、税額の計算式は以下の通りです。
・譲渡所得 = 譲渡収入金額(物件を売った金額) - (取得費(物件を買った金額) + 譲渡費用(売却時の諸費用))-特別控除(※)
・税額=譲渡所得金額×税率20%(所得税15%、住民税5%)
なお、2013年から2037年までの税額については、算出された所得税を課税標準として復興特別所得税2.1%分が加算されます。
※特別控除…一定の条件を満たした場合に税金が軽減される措置のことです。マイホームを売却した人や、相続した不動産を売却した人に対する特別控除があり、この適用を受けることができれば節税効果が見込めます。