長期修繕計画とは?
長期修繕計画とは、将来予想される修繕工事等を計画して必要な費用を算出し、そのために月々の修繕積立金をいくら徴収するのかを設定するために作成するものです。
マンションの大規模修繕や定期点検などの予定を、10年、20年と長期的な期間を見据えて作成・計画します。
長期修繕計画について
長期修繕計画は、マンションの定期的な点検・修繕を行うことで、マンションの寿命の延長・快適な居住環境の確保、そして区分所有者の資産であるマンションの資産価値を維持することを目的としています。基本的に国土交通省が提示するガイドラインに基づいて作成をするのが好ましいとされています。
なお、マンションによって修繕箇所や点検の箇所、面積、耐用年数などは全て異なるうえ、環境や使用状況等により修繕周期は変動するため、長期修繕計画は各マンションに合わせて最善の計画を立てることが重要です。また、実際の修繕実施時期の決定については、事前の調査・診断等による見極めが欠かせません。
また、工事の実績や経年に伴い、長期修繕計画で設定した修繕項目に加えて新たに修繕項目が発生することや工事費に変動が生じることがあるため、必要に応じて修繕計画の「見直し」を行うことも重要となります。