条例とは?
条例とは、地方公共団体が議会の議決(県議会、市議会など)などにより、法律の範囲内で自主的に制定する法規のことです。「地方条例」とも言います。
議会において、出席議員の過半数の賛成を得られた場合に成立します。国の法律制定に比べると比較的簡単な手続きで条例が制定できます。
条例について
条例は、法律の範囲内で制定されなければならず、法令に違反しない限りで制定できるものとされています。したがって、法令(法律・政令等)に反する条例は無効となります。地域ごとにさまざまな条例が定められていますが、不動産関連の条例の例を挙げてみると以下のようなものがあります。
・建築安全条例
建築基準法というルールに対し、各地方公共団体がさらにルールを付け加えたい時や、緩めたい時に使われます。
・がけ条例
建物の敷地が「がけ」に面している場合、ある程度の大きさの建物を建てることを制限するための条例です。建築基準法の内容に「制限」をプラスしています。
・駐車場附置義務条例
自動車の混雑解消のために定められる制限で、混雑しそうな市街地において一定規模の建築物を建てる時には一定台数の駐車場を作るように定められています。