公的融資とは?
公的融資とは、国や市町村などの公的機関や公共団体による融資の総称です。不動産においては「住宅融資(住宅ローン)」のことを意味します。消費者金融や銀行カードローンに比べて、低金利になりやすいのが特徴です。
また、公的扶助の意味合いが強く、利用者は限定されるうえ、金額も多額なものにはならないといった傾向があります。
公的融資について
住宅ローンは、大きく分けると「公的融資」と「民間融資」に分けられています。公的融資とは、前述した通り公的機関による住宅ローンのことで、かつては「住宅金融公庫融資」や「年金融資」などがよく選ばれていました。
近年では、銀行ローンなどの民間融資が増えている現状があり、選択肢も豊富で自身の条件に合わせて自由に選べるようになってきています。また、民間融資は、住宅ローン専門会社や生命保険会社などでも取り扱われており、所定の条件を満たせば比較的低い金利が適用されるなど魅力的な商品も登場しています。
また、住宅ローンにおいて公的融資は、住宅金融支援機構が実施する財形住宅融資、災害復興住宅融資、サービス付き高齢者向け賃貸住宅建設融資などが挙げられます。なお、民間金融機関と連携した「フラット35」のような住宅ローンは同機構が直接融資するのではなく、民間・公的機関が半分ずつのちょうど中間に位置する制度です。