準住居地域とは

不動産用語関連

GLOSSARY

準住居地域とは?

準住居地域とは、都市計画法で定められた用途地域の1つで、道路の沿道において、自動車関連施設などの立地とこれと調和した住居の環境を保護するための地域です。

異なる種類の建物が無秩序に乱立し、生活の利便性が損なわれることのないように、「道路の沿道」としての特性と「住居の環境」といった2つの要素が共存する地域です。

準住居地域について

準住居地域は、国道や県道などの幹線道路沿いに指定されることが多く、大規模店舗や事務所だけでなく、マンションや戸建、飲食店、自動車ディーラー店などが混在する街並みになるのが特徴です。建てられる建物は第2種住居地域とほぼ同じであるものの、第2種住居地域で建てられる建物に加えて、200m2未満の劇場・映画館、自動車修理工場(150m2以下)の建築が可能になります。

住居専用地域ではないため、日当たりや日影などの制限内容がそれほど厳しくないため、マンションが多く、比較的敷地を有効に利用することが可能になります。こうしたマンションやビルは、幹線道路の自動車騒音を緩衝するための緩衝用建築物としての役割も果たしています。

逆に言えば、周囲に高い建物ができ、今ある眺望や日当たりが遮られてしまう可能性もある、ということです。

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