サービスルーム(SR)とは?
サービスルーム(SR)とは、いわゆる「納戸」のことで、窓がなかったりあっても小さかったりと採光や換気の基準を満たしておらず、居室扱いとならない部屋のことです。
ときに多目的ルーム、スペアルーム、フリールームなどと表現されることもあり、間取図では「SR (Service Roomの略)」、「S」、「納戸(N)」などと表記されます。
サービスルーム(SR)について
建築基準法において、居室は住宅の場合、窓の大きさは床面積の7分の1以上なければならないとされています。つまり、その基準を満たさない部屋は居室扱いとはならず、「nLDK」表記を用いる際にも、居室数に含めることができません。そうした部屋をサービスルームや納戸と呼びます。
サービスルームや納戸がある場合には、居室扱いでない部屋の存在をアピールするため「1SLDK」や「1LDK+S」などと表記して販売されています。
なお、賃貸住宅においては、たとえばエレベーターの前にある、部屋の外側に手すりや壁などがあって開放的ではないなど、何らかの壁がある部屋がこのサービスルームに該当することが多いようです。
窓がないもしくは小さく、居室に必要な採光を確保できないことから、住宅内にある普段使用しない衣服や家具を収納する物置きや収納部屋として使われることが多い傾向にあります。ただ、押し入れやクローゼットとは異なり、歩行が可能の広さがあるため、収納以外に使用される場合もあります。