スパン(間口)とは?
スパン(間口)とは、建築用語では「隣接する柱と柱の間の距離」のことを意味します。いわゆる「間口」のことを指します。
部屋は通常、4本の柱の間の部分を、壁や窓、出入り口の扉で囲うことで構成されていますが、その柱と柱の間の部分がスパンです。柱と柱の間には梁があるため、スパンは「梁間」とも言われます。
スパン(間口)について
通常、スパンが広く、開口部が大きいほど採光と通風はよくなります。スパンの長さが広いものを「ワイドスパン」と言い、通常は間口が8m以上ある住戸をワイドスパンと呼ぶことが多いです。ワイドスパンの住戸は窓を広くとることができるため、日当たりや風通しが良好となります。
また、バルコニーも広くなり、洗濯物を干すスペースとは別にガーデニングを楽しむスペースを確保することも可能です。その一方、開口部が広いため外気に触れる面が多く、冷暖房が効きにくい・電気代がかかる、壁面が少ないため家具の置き場に困るなど、懸念点も見受けられます。