タックスマネジメントとは?
タックスマネジメントとは、正しい税金対策のことで、税金の負担を軽くする工夫を意味します。
また、税金のキャッシュフローを自らコントロールすることも同様にタックスマネジメントと呼ばれます。
タックスマネジメントについて
主な国税には、所得税、法人税、贈与税、相続税の4つがありますが、その中で法人税以外は増税の傾向にあります。2015年以降、課税所得4000万円超について最高45%の税率を設けることになり、住民税と復興税を含めると最高税率は「55%」と非常に高く、所得の半分以上を税金として徴収されてしまうという状況にあるのです。
一方で法人税は減税の方向にあり、2015年度から5年を目途に段階的な引き下げを表明しており、2016年度は実効税率で30%を割り、その後数年以内に20%台まで引き下げるという方針もあります。この20%台というと、所得税では課税所得900万円未満に適用される税率です。つまり、資金(利益)を法人に残す方が有利(得策)ということになります。
このように税の仕組みの変更によって有利、不利が変わるため、常に動向をチェックして「タックスマネジメントを行う=所得税や法人税などの納税の額やタイミングをコントロールすること」が重要なのです。
タックスマネジメントは富裕層やオーナー様の生活の安定を大きく左右するものであり、増税のこの時代にはこれまで以上に重要な要素となります。