取得費とは

不動産用語関連

GLOSSARY

取得費とは?

取得費とは、不動産を取得したとき(購入や相続及び贈与したとき)にかかった購入金額を含む費用のことです。

土地と建物を購入する際にかかった代金のほか、建築代金、購入手数料、設備費や改良費なども含まれます。

取得費について

取得費は、土地の場合、買い入れたときの購入代金や購入手数料などの合計金額となります。(相続、贈与の場合は被相続人や贈与者が買い入れたとき)

一方、建物の場合は、購入代金などの合計額から所有期間中の減価償却費相当額を差し引いた額となるのが通常です。というのも、建物は経年劣化し、年月が経てば経つほど不動産としての価値が減少していくためです。このため建物の取得費は、購入代金などの合計額から、“価値が減った分”を減価償却費として差し引いて計算します。※土地には減価償却の概念はありません。

なお、取得費の証明は「売買契約書」が基本となりますが、相続などで受け継がれてきた不動産や購入した時期が古く売買契約書などの資料がない場合は、取得額が分からないということもあるかもしれません。その場合は概算で、売ったときの収入額の5%相当額を取得費とすることができます。

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