オール電化システムとは?
オール電化システムとは、冷暖房、給湯、コンロなどの調理器具といった、家庭で使用するエネルギーのすべてを「電力」でまかなうシステムのことです。
ガスや灯油などを使用せず、火を使わないため、小さなお子様がいるご家庭や高齢者にも安心な設備として知られています。
オール電化システムについて
オール電化システムでは、エアコンによる冷暖房、調理においてはIHクッキングヒーター、給湯は電気温水器(代表的なのはエコキュート)、暖房では蓄熱式暖房機(床暖房システム)などが採用されています。中には太陽光発電システムを導入し、自宅で発電した電気で生活したり、余剰電力を販売したりすることもオール電化に含まれます。
なお、電力会社各社が扱う「季節別時間帯別電灯」を活用して、割安な深夜電力を利用することができるほか、有害物質や水蒸気が発生せず、室内の空気を清浄に保てること、火事などの危険を最小限に抑えることができるといった多数のメリットがあります。
ただし、電気料金が高くつく場合があること、災害時などの停電時にはすべてが機能しなくなってしまうリスクがあることは、オール電化を検討するうえで押さえておきたいポイントです。