専有部分とは？
専有部分とは、マンション等の集合住宅において、区分所有者が単独で所有できる部分のことで、一般的には「各住戸の内側＝部屋内」を指します。この専有部分の面積のことを「専有面積」と言います。
そのほか、トランクルームや駐車場などを登記し、専有部分とする場合があります。
専有部分について
専有部分は、コンクリートの躯体の内側である居住スペースのことです。ほとんどのマンションが、天井、床、壁などの形がコンクリートで作られていますが、これらの内側の部分が専有部分となります。専有部分はマンションを購入した居住者の所有物になるので、自分の好みでクロスの貼り替えやリフォーム、模様替えは自由におこなうことができます。
このように、区分所有者が単独で所有できる「専有部分」に対し、区分所有者全体で所有している部分のことを「共有部分」と言います。部屋の中でも、コンクリート壁、玄関ドア、バルコニー、窓ガラス、サッシなどは共有部分にあたります。ただ、バルコニーや玄関ポーチ、窓などは基本的にその部屋に住む人しか使いません。そのため、そういった場所のことを「専用使用部分」と言い、各住戸の住人が専用で使えます。ただし、バルコニーは避難経路として用いる場合があるため、専有部分ではなく共用部分となります。
