重説とは？
重説とは、「重要事項説明」の略で、不動産の売買契約や賃貸契約を行うにあたって、宅地建物取引士が契約の前に、その物件に関わる契約上の重要事項を契約者に対して説明することを言います。
この重要事項説明において、宅地建物取引業者が買主・借主に対して交付する書面を「重要事項説明書」と呼びます。
重説について
重説は、内容を記載した書面に宅地建物取引士が記名押印し、その書面を相手に交付した上で、さらに口頭で説明を行わなければならない決まりがあります。この定めに沿って、一定以上の知識・経験・資格を有する宅地建物取引士が説明することにより、買主・借主に誤った説明がされないよう配慮されています。
また、重要事項説明書に記載されているのは、大きく分けて「対象物件に関する事項」・「取引条件に関する事項」ですが、宅地建物取引業法で、説明すべき事項が細かく定められています。
不動産の各種契約後に発生するトラブルでは、「そんなことは知らない、聞いていなかった」ということが多い傾向にあります。特に不動産は専門性が高く、法律的内容を多く含むことから、重説で契約前に正しく説明を行うことで契約後のトラブルを未然に防ぐ目的があります。
