FCRとは?
FCRとは、年間の家賃収入から管理費用や保険料などの必要経費と税金を差し引いた「営業純利益(NOI)」と、物件価格に購入時の諸費用を含めた価格となる「投資総額」を用いて計算した利回りです。「Free & Clearly Return」の略。
FCRは総収益率とも言います。「真の利回り」と言われるほど、不動産投資で成功するために欠かせない指標です。
FCRについて
FCRは以下の計算式で求めることができます。
【FCR(%)=営業純収益(NOI)÷投資総額✕100】
FCRは、実質利回りと同じく、年間の家賃収入から管理費用や保険料などの必要経費と税金を引いた「NOI」を用いて算出します。それに加えて、物件購入時の諸経費を含めた「投資総額」を用いて計算することが特徴であり、これにより正確な利回りが分かります。
物件購入の際には、さまざまな経費がかかります。具体的には仲介手数料や不動産取得税、登記の際の登録免許税などです。
例えば、8,000万円の物件を購入し、営業純収益(NOI)が650万円、購入時の諸経費が800万円だと仮定すると、650万円を8,800万円で除するので、FCRは約7.4%になります。
物件の実際のパフォーマンスを算出できることから、FCRは「真の利回り」と呼べる重要な指標なのです。