陸屋根とは？
陸屋根とは、「平屋根（ひらやね）」や「フラット屋根」とも呼ばれ、屋根勾配のない平面な屋根（フラットな屋根）のことを指します。「ろくやね」もしくは「りくやね」と読みます。
よくある三角屋根のような傾斜がなく、主にビルやマンションで使用されています。
陸屋根について
近年、屋上の有効利用を求めるニーズが高まっていることから、陸屋根は一般住宅でも利用されることが増えています。陸屋根のメリットは以下のようなことが挙げられます。
・屋上が利用できる、太陽光発電・物置などの設置工事が容易
バルコニーやベランダ代わりのスペースとして使用可能。日当たりも良く、ガーデニングや家庭菜園などにも最適で、太陽光発電を設置することもできます。
・メンテナンスが容易
勾配のある三角屋根と比べて屋根が平らなことから、メンテナンスが簡単なのも特徴です。清掃や補修工事を行う時に作業がしやすい点もメリットと言えるでしょう。
・天井高を確保できる
陸屋根は天井が平面で屋根裏スペースが必要ないので、三角屋根と同じ天井高の高さでも居住空間を広く・開放的に感じられます。しかし、屋根裏スペースがない分、夏場は最上階の部屋が暑い、木造住宅では雨漏りが発生しやすい、雨漏りに対する防水工事の費用が高いといったデメリットも存在します。
