所得還元とは?
所得還元とは、財産を所有していた被相続人が払うはずだった所得税のかわりに、被相続人から財産を取得した相続人に、相続税として納付してもらうという考え方です。
簡単に言うと、「亡くなった方が払うはずだった所得税を代わりに払うこと」です。
所得還元について
相続税が発生するほどの財産を保有していたということは、被相続人は多くの財産を保有したまま亡くなったことになります。そこで、本来なら被相続人が負担するはずだった所得税を、「相続税」として財産を取得した相続人が負担する必要性が発生するというわけです。
相続税は、資産価値の高い不動産や高額な預貯金、株式などの金融商品などを残して亡くなった際に、財産を受け取る相続人が納める税金という考えが浸透しており、「自分はそんなに資産を持っていないから関係ない」と思っている方が多く見られます。
しかし、現在では、相続税は基礎控除額の引き下げなどによってより身近なものになっており、実際には相続税を支払うことになったというケースもよくあります。