譲渡所得とは?
譲渡所得とは、所有する土地や建物を売却したことによって発生した利益のことを指します。ただし、事業用の棚卸資産や山林などの譲渡は、譲渡所得には該当しません。
譲渡所得について
譲渡所得の求め方は「収入金額 – ( 取得費 + 譲渡費用) – 特別控除額 = 課税譲渡所得金額」です。 取得費とは、売った土地や建物の購入代金、仲介手数料や登記手数料、増改築費などがあります。特別控除とは、マイホームを譲渡した場合など一定の要件を満たした場合に適用される控除のことです。 譲渡所得には、住民税と所得税(+復興特別所得税)が合算された譲渡所得税が発生します。 譲渡所得税に対しては、他の所得と分離して計算する分離課税制度が採用されており、長期譲渡所得は「課税長期譲渡所得金額×20.315%」、短期譲渡所得は「課税短期譲渡所得金額×39.63%」の譲渡所得税が求められます。なお、譲渡所得がマイナスの場合には課税されることはありません。(2022年時点)