更新料とは？
更新料とは、賃貸契約の現契約期間を満了し、契約更新する場合に賃借人から賃貸人に対して支払うお金のことです。
一般的に2年ごとに家賃の1ヶ月を支払うケースが多い傾向にあります。なお、更新料の有無について法律上のルールはなく、地域性があるため更新料のない物件が多い地域も存在します。
更新料について
更新料は、月々の家賃が低く抑えられている代わりに、大家さんに前払いとして支払うもので、住み続けるための謝礼という意味合いを持ちます。
更新料を請求するためには、賃貸借契約書に更新料の条項が含まれていなければなりません。反対に、更新料の条項を含んだ賃貸借契約を交わしているということは、住んでいる物件にそのまま住み続けたい場合、不当に高額でない限り更新料を支払う義務があります。
管理費と同様、支払総額は敷金・礼金を含めたトータルコストになるため、物件探しをする際には更新料の確認も必須です。ただ、「それなら更新料なしの物件がいい」と思う方も多いかもしれませんが、更新料が不要の場合、たとえば周辺の物件に比べて家賃が高い、入居時に支払う敷金・礼金が高い、退去時の諸費用が高い、など他の金額が高く設定されていることもありますので注意しましょう。
なお、不動産投資を行う方にとっては、月々の家賃を安く見せるためにも、更新料を契約更新ごとに受領するのもよし、反対にあえて更新料を受け取らないのもよし。その場合、長期での賃借希望者に入居してもらえた場合は空室リスクを大きく回避することができる可能性もあります。
