修繕積立一時金とは？
修繕積立一時金とは、マンションの管理組合が毎月収納する「修繕積立金」とは別に、大規模修繕のタイミングや10年毎などのサイクルで臨時に徴収する修繕費用のことです。
毎月の修繕積立金の貯蓄だけでは必要な資金が不足する場合、その不足分を臨時徴収金として一括して徴収します。
修繕積立一時金について
修繕積立一時金は、数万円からときには100万円を超える場合もあり、負担する回数や時期・金額は管理組合（マンション）の財務状況によって異なります。一般的には、居住年数に関係なく専有部分の面積に応じて設定される場合が多いようですが、これも管理組合によって規定されているため確認必須。特に中古マンションを購入する場合は、長期修繕計画や修繕積立一時金の有無などは契約前に必ず確認しておきましょう。
また、新築マンションの場合は、当面の修繕金を一定額確保するため、入居時に一定のまとまった金額を「修繕積立基金」として徴収します。そのほか、大規模修繕の費用が足りない場合などにこうした一時金が必要になることがあります。
修繕積立一時金を集めることで毎月の修繕積立金の額が低くなり、住民の負担は一見少なく感じられるかもしれませんが、一時金という形での集金にはリスクがあることも知っておくと安心です。
