買い替え特約とは

買い替え特約とは？

買い換え特約とは、買主が自分の所有する家を同時に売り出して、期限までに売却できなかった場合には売買契約を解除できるという特約のことです。

買い換え特約がある契約を結ぶことにより、買主は自宅マンションが売れなければ、新しいマンションの売買契約を無効にでき、手付金も返ってくるというのが一般的です。

買い替え特約について

住宅を買い換える場合、自分が所有する物件の売却前に、新規物件の売買契約を締結してしまうとすると、手持ち物件が売却できなかったとき非常に困ってしまいます。そこで、そのような事態に備えるために、「○月○日までに○○万円以上で手持ち物件を売却できなかったときには、本契約を白紙解除できる」という旨の特約＝買い替え特約をつけることがあります。

この買い替え特約を結んでおくことにより、費用の心配をせずに気に入った物件をキープしつつ、住んでいる家の売却にじっくりと時間をかけることが可能になります。また、もし物件の売却に失敗した場合でも、違約金がなく、手付金も返ってくることから、家が売れないことへの不安がある人には安心な特約です。こうした住み替えにつきものの悩みを解決する特約こそこの「買い換え特約」なのです。

前述した通り、買主(買い替え希望の方)にはメリットがあるものの、売主側からすると、買主の都合で売買契約が白紙に戻るリスクがあるため、積極的に承諾してくれる売主は少ないと考えておくとよいでしょう。また、買い替え特約を入れる際には、最低価格が実際の相場より安い価格に設定されるのが一般的です。