課税標準とは?
課税標準とは、税金を計算する際の算定基準のことです。つまり、納税額を算出する際に必要な基本的な数値を指します。
税金には所得税や法人税などさまざまな種類がありますが、その多くがこの課税標準に税率をかけて(課税標準×税率)、税額を算出しています。
課税標準について
前述した通り、税金の多くが課税標準に税率をかけて税額を計算していますが、対象となる数値は税金の種類によって異なります。
例えば「所得税」の場合は、納税対象者の総所得額が課税標準となり、法人税の場合は、企業が経済活動によって得ることが可能な所得額が対象となります。しかし、相続税の場合、所得は関係せず、相続した資産や金額が対象となります。
なお、住宅に関する税金については、「登録免許税」、「不動産取得税」、「固定資産税・都市計画税」のいずれも、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づいて評価された額(固定資産税評価額)が課税標準となります。もし納税時に評価額が決定していない新築住宅の場合は、登録免許税は法務局が定めた新築建物課税標準価格認定基準表を基に税額が計算されます。