指定流通機構とは?
指定流通機構とは、宅地建物取引業法に基づき不動産取引の円滑化を目的として国土交通大臣が指定した不動産流通機構のことです。通称「レインズ」と呼ばれています。
エリアごとに全国で4法人(東日本、中部圏、 近畿圏、西日本)が設立されており、それぞれの法人が担当地域の不動産情報の交換業務等を行っています。
指定流通機構について
指定流通機構による情報交換を通して、なんと毎年 10万件以上の売買が成立していると言われています。たとえば、不動産会社が専任媒介契約等によって物件売却の依頼を受けた場合、その対象の不動産の情報が指定流通機構のシステムである「レインズ」に登録されます。
指定流通機構は、登録された情報を他のすべての不動産会社に提供することにより、不動産業者はこの情報を元に買主に最適な物件を早急に見つけることが可能です。このように不動産流通の円滑化を促進しています。
また、登録した売却物件の契約が成立した場合、取引価格などの成約情報を指定流通機構に通知する義務があります。その通知を受けた指定流通機構は、実際の成約情報を集約して不動産会社に提供し集約することで、仲介業務を受けた不動産会社が適切に価格査定を行うための環境も提供しています。
さらに、一般の消費者が相場観を適切に把握し、安心して不動産取引を行える環境の整備を推進するため、「不動産取引情報提供サイト」も公開しています。そこでは、実際に売買が行われた物件の価格(成約価格)等の取引情報を検索・確認できるようになっています。