建築不可とは?
建築不可とは、その名の通り、再建築や新たな建築が不可能であることを意味します。
例えば、道路に接する距離が2m未満の土地、条例により規制される敷地の形態に適合しない土地はいずれもこれに該当し、再建築または建築が不可能な土地の売買に関する広告をする際に「再建築不可」の記載を義務づけられています。
建築不可について
上記に加え、市街化調整区域の土地も、開発許可の条件に該当しない限り建築不可とされており、その土地については「市街化調整区域。宅地の造成及び建物の建築はできません。」と16ポイント以上の大きさの文字で表示しなければなりません。
なぜこんな義務があるのかというと、消防車や救急車といった緊急車両が入れるようにすることで、消火活動や救助活動をスムーズに行えるようにするためです。つまり消防車や救急車が入れない土地に家を建てないようにするための規定ということになります。
また、再建築不可物件は、新たに家を建てることはできませんが、既存の家をリフォームして住み続けることは可能です。ただし、それには条件があり「2階建て以下」「延床面積が500m2」「高さ13m以下」「軒の高さ9m以下の木造建築物」であれば、増改築をしない限り建築申請が不要とされています。